306道 歳をとる⇒成長する⇒責任が増える⇒役割が変わる⇒さらなる学び のサイクル

先日仕事をしている際に
ふと考えることがありました。

それは

「歳をとる」

ということについてです。

■部下に仕事を教えている際に

「どうしてこんな簡単なことができないのだろう?」

そう思うことがあったのです。

それは仕事のスキルというよりは、
気遣いの部分でありました。

ちょっとした気遣いがお客様にできていなかったのです。

部下は今年の新入社員で、
まだ入社して半年も経っていない
若造です(笑)

当然、仕事なんでできるわけなく、
そこまで過度な期待はしておらず、
これから教えていかなければならないことは
わかっていました。

ただ、ふとそんな感情がわいてきたのです。

■その際に思ったのです。

自分も歳をとったんだなぁと。

私は今年で32歳になりますが、
まだまだ若いつもりでいます(笑)

まだまだ未熟者で、
学びが必要だと思っています。

ただそうはいっても毎年歳をとっていっています。

歳をとるということは、
それだけ様々な価値観や出来事に触れ、
多くの体験をしてきているのです。

いくら未熟者とはいえ、
社会人としての基礎ベースは向上している
はずなのです。

そのため、かつてはできなかったことでも
少しづつできるようになり、

それが意識しなくてもできるようになり、
できるのが当たり前になってきたのです。

当たり前のようにできる自分を基準に考えてしまうと、
どうしてもギャップが生じてしまいます。

そうではなく
出来なかった自分が

できるようになった過程
を伝えらえるようにしよう

そう思ったのです。

■歳をとるということは
知識も増え、知恵も身に付き
一人前の人間へと成長していきます。

これは意識していなくても、
たとえ自らが求めていなくても、
誰しもが通っていくことです。

ただ、それと同時に過去のことは
忘れていきます。

過去の未熟だった自分を忘れて、
今の自分ですべての物事を見るようになるのです。

その視点でみると、
新入社員の未熟が目についてしまいます。

それを

「なんでこんな簡単なことも出来ないんだろう?」

と否定的にとらえるのではなく、

「今の現状で出来ることは何だろう?

しっかりと話を聞きながら確認し、教えていこう」

と寄り添っていきたいと思うのです。

■要は、相手の立場になって考えよう
ということです。

自分の価値観だけで判断するのではなく、

相手の価値観を聞き出し、
それに響くような伝え方をしていかなくては
ならないのです。

それが歳をとっていく
年長者の役割なのです。

歳をとれば、それに応じた役割を
果たさなければならないのです。

そのためには、またその役割を果たすための
学びが必要になり、

結局のところ
一生学び続ける必要があるということに
なるのです(笑)

けどそれこそが正しい歳のとり方だと思うのです。

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