326道 教育に関わるすべての人に考えてほしいこと

社会人として仕事をしていくと、
必ず部下を持つようになってくると
思います。

その際に誰しも

「部下の教育」

という壁にぶつかると思います。

「部下が思った通りに動かない」

「報連相がまったくできていない」

「何度も注意しているのに一向になおらない」

こんな悩みは日常茶飯事かもしれません。

■世の中のせいにはしたくないですが、

時代が変われば受けてきた教育も違い、
育ってきた環境も違うので、

今まで通りのやり方が通じるということは
ありません。

また人によって受け取り方も違うので
コレといった正解があるわけでもありません。

本当に教育というのは難しいものです。

■ただ、その中でも教育する側が
注意しておかなければならないことがあります。

それは、

「人はすぐに育つものはない」

ということです。

「人を育てなさい」

ということは、

「一晩で別人のように変えなさい」

ということではありません。

思いやりと一貫性のある正しい態度を、
じっくりと浴びせ、

染みついたものが
自然と流れ落ちていくのを待ちましょう。

教育というのは本当に時間がかかるものです。

■ビジネスの世界で生きている先輩としては、

「早く一人前になってもらいたい」

「成果を出してもらいたい」

と思うものです。

ただ、教える側が中長期的な視点でもって
教育を捉えていなければ、

必ずどちらにも負荷・負担がかかってきます。

■「なんでこんな簡単なことができないんだろう?」

「以前も同じ指摘をしたのに直っていない」

「わからなければ聞くように言っているのに、
聞いてこないし、相談もない。どうなっているの?」

まあまあ。

そう焦らないでください。

そもそも、
どのくらいの期間で一人前になってもらいと
思っていますか?

成長の期間と段階を把握していますか?

それをお互いに共有できていますか?

どんな教育方針と教育方法をたてていますか?

自分の中だけでの理想とのギャップに
イライラしているだけではないですか?

■長い軸で捉えてみてください。

人材ではなく、人財となる人間が
そう簡単にできるわけがないのです。

上司たるものは忘れてはいけないのです。

「才能のある部下がいないのではなく、

部下の才能を引き出せる人物がいないだけ」

ということを。

■教育に関わるすべての人に知っておいてほしいと思う事なのです。

スポンサーリンク
second




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
second