吉田松陰をご存知ですか?
日本の武士(長州藩士)、思想家、教育者。
山鹿流兵学師範。
一般的に明治維新の精神的指導者・理論者・倒幕論者として知られる。
私塾「松下村塾」で、
後の明治維新で重要な働きをする多くの若者を育てた。
ウィキペディア「吉田松陰」より
■彼は多くの名言を残しているのですが、
今日はその中の一つを紹介したいと思います。
「無尽蔵に掘り出せるもの」
自分の外にあることは
求めたからといって、得られるものではありません。
外にあることというのは、
わかりやすくいうと、「お金持ちになる」「有名になる」「人脈ができる」
みたいなことですが、
これらは結局、得ようとして得られるものではありませんから、
ここに心を尽くすのは馬鹿げています。
一方で、自分の内側にあるものは
求めればいくらでも得ることができます。内側にあるものというのは、
「人を思いやる気持ち」
「損得を考えずにやるべきだと思うことをやる気持ち」
「礼儀を守る気持ち」
「知らなかったことを、知ろうとする気持ち」
「仲間との約束を守ったり、本音を言い合ったりする気持ち」これらの気持ちは、
求めれば誰でも無限に手に入れることができます。
そして求めれば求めるほど、
自分と自分を取り巻く世界のことが好きになるのです。
いくら費やしても損はないのです。
■いかがでしょうか?
我々は得てして
「お金持ちになる」「有名になる」「いい暮らしをしたい」
「もてはやされたい」「尊敬されたい」「評価されたい」
そんな願望を持ちやすいと思います。
もちろん私にもあります。
ただ、これらは自分の努力だけでは
得られないものなのです。
どんなに自分一人で頑張っても
確実に得られるものはないのです。
これらを得ることだけに
執着していたら、
もし得られなかった場合に
どうなるでしょうか?
きっとかなりの喪失感をおぼえることでしょう。
■ならば、自分の努力で得られるものにも
目を向けてみましょう。
それが自分の内側にある大事なものです。
「人として大切にすべきもの」
といえるでしょうか。
「人を思いやる気持ち」
「損得を考えずにやるべきだと思うことをやる気持ち」
「礼儀を守る気持ち」
「知らなかったことを、知ろうとする気持ち」
「仲間との約束を守ったり、本音を言い合ったりする気持ち」
一見すると、
これを得てどうなるの?
そう思うかもしれません。
ただ、これらを本当に身につけることができたなら、
今までは見ることのできなかった
新たな視野で物事が捉えられるような気が
しませんか?
私はそんな気がします。
■「世の中にやって損なことなどない」
まさに自分の内側に目を向け、
自助努力することはその通りですよね。
できるできないというより、
「やってみようかな」
そう思うことが出発点だと思います。