今とても話題になっている映画
「君の名は。」
を鑑賞してきました!
評判通りのとてもよい作品でした。
その映画を見ての自分が感じたことを
シェアしたいと思います。
ちょっとネタバレの内容もあるので、
まだ映画を見ていない人はご注意ください。
■主人公の瀧と三葉は時を超え、入れ替わるのですが、
時空を越えての影響か、お互いの名前が思い出せなくなります。
ただお互いに何かを探している気持ちだけが残っているのです。
皆さんもそうだと思いますが、
物や人の顔は頭の中に浮かぶものの、
名前が出てこないってことありますよね?
そんな時すごくモヤモヤしますよね?
そんな感じだと思うのです。
お互いがお互いを名前がわからないけど、探し求めている。
最終的にはその想いが伝わってか
二人は無事再び巡り会うことができるのです。
■映画を見終わって私が一番感じたのは、
「名前」というものの影響力の大きさについてです。
我々はすべての物事を名前で認識し、分類します。
だから名前が出てこないとモヤモヤするし、
じれったくなります。
自己紹介する際は必ず名前から始まるし、
親しくなればなるほどより親密な名前で呼び合います。
ニックネームや親しい人だけに教える名称も
あると思います。
それほど名前には大きな影響力があるのです。
■ラベリング効果という言葉があります。
ラベリング効果とは、
相手に対して、「あなたって●●だよね」と
決めつけるようにラベルを張ると、
本人はラベルに貼られた行動を次第にとるようになる、
という理論です。
ラベリング理論とも呼ばれています。
1960年代にハワード・S・ベッカーによって提唱された
社会心理学の理論です。
たった一つの出来事でも、
ラベリングを貼ることができれば、
やがてその人は貼られたラベルの通りの人に
なっていくというのです。
そう考えると、
ラベリングとは本人が気づいていなくても
本人と周囲に大きな影響を与えていますよね。
■逆に自分で自分にラベリングすることも
あります。
「私は○○である」
というように自分に意味をつけるのです。
「肩書きをつける」
ともいえるでしょう。
なりたい姿や名称を先に名乗ることで、
現実になりやすいのです。
■これは表現を変えると、
「金メッキを貼る」
とも言えます。
今の自分よりも半歩先のことを宣言し、
自分にラベリングをし、金メッキを貼ります。
貼った金メッキが剥がれないうちに
宣言した通りになればよいのです。
それをくり返すことで自らの成長速度を
加速させていくのです。
■夢を周りの人に言うのにも同じ効果があります。
自分の内側だけに留めておくのではなく、
人に話すことで
自分の思いも明確になりはっきりするし、
発言した以上
嘘つきと思われないために
自分を追い込み頑張るということになります。
これらはすべて同じことを言っているのです。
すべて自分の意識と意味づけの書き換えに
よるものです。
表現は違えど、同じことを意味していることが
これだけあるので、
とても信憑性があり、影響力があるものか
わかっていただけたのではないでしょうか?
だからこそ何かを変えたいならば、
まずは肩書きから変えてみましょう!