今の世の中、多くの人が漠然とした不安を
抱えていると思います。
それは、今後の日本についてだったり、
自分の将来の働き方についてだったり、
老後の資金や生活、
パートナーシップについて、
自分の健康状態や美容、
人間関係などなど。。
一見すると、これらの不安は違うジャンルのように
思えるのですが、
よくよく考えると根本は同じところにあるのではないか、
と思うようになったのです。
■その根本とは、
「自分の人生を自分で歩んでいるか否か」
ということです。
言い換えるならば、
「自己決定権を感じているかどうか」
「自分の生き方に主体性を持っているかどうか」
「受動的ではなく、能動的に選択しているかどうか」
とでもいえるでしょう。
つまり周りに流され、自分が歩みたいように歩んでいない
ということなのです。
■ではなぜ周りに流されてしまうのでしょうか?
この理由は人によってさまざまあると思います。
ただ、最近私が思うのは、
「0から1を生み出す力」
がないから周りに流されてしまうのだと思うのです。
■もし自分に、明確な人生の目標があり、
それを実現する方法もわかっていたならば、
それを実現していけばいいだけです。
時間がかかったとしても、
必ずや実現されることでしょう。
ただ、世の中の多くの人は、
「本当に自分が人生で成し遂げたいこと」
について漠然としているのです。
また、それを
「具体的にカタチにしていくスキル」
というもの欠如しています。
このスキルが
「0から1を生み出す力」
なのです。
■起業したり、個人でビジネスをしたり、
転職して高給をもらっている人に共通しているのは、
この「0から1を生み出す力」がある
ということなのです。
どんな環境であっても、
何もないところに企画を打ち出し、
仮説と検証を繰り返し、
世の中に価値のあるものとして提供していくのです。
そのリターンとして報酬をもらう。
今までにない価値であるならば、
その報酬が高額であるのも納得できるでしょう。
ただ、このスキルは一朝一夕で身につくものでは
ないのです。
■そして、組織で働くという環境では、
仕事が分業化され、専門特化されているので
なかなか0から生み出す力が身につかないのです。
企画の仕事をしている人なら別ですが、
それはほんの一握りの人たちだと思います。
多くの人は、組織の中での一分野で働いているのです。
■またできると思っていたとしても、
結局は会社のバックボーンがあったからできたことで、
自分一人で何かを生み出すとしてら
それはまた別ということもあります。
「何もない」ところに「何かを生み出す」
「0から1を生み出す」のは、
本当に難しいのです。
■だからこそ、この力を身につけることが、
「自分の想いをカタチにすることができる」
ということであり、
「夢を具体化できる」
ということであり、
「好きなことをして生計をたてる」
ということであり、
「自分の人生を自分で決め、自分の足で歩む」
ということになるのです。
■そんな0から1を生み出す力を身につけるためにも、
「行動する」
「自分で何かを成す」
「仮説と検証を繰り返す」
「実績をつくる」
そのくり返しの訓練が必要なのです。
この訓練で少しづつ力を身につけるしかないのです。
■そうして身につけた
「0から1を生み出す力」
こそが、自分の人生を豊かにするための
「具体的、かつ現実的なスキル」
であるのです。