403道 「夢」と「志」の違い

夢と志の違い

「夢」と「志」という言葉

同じような意味にも思えますが
実は違います。

では

「夢」と「志」の違い

はどのようなものなのでしょうか?

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辞書で調べてみる「夢」と「志」の違い

辞書で調べてみると「夢」と「志」では以下のような違いがあります。

「夢」は、

1 睡眠中に、あたかも現実の経験であるかのように感じる一連の観念や心像。
2 将来実現させたいと思っている事柄。
3 現実からはなれた空想や楽しい考え。

デジタル大辞泉参照

一方で「志」は、

1 ある方向を目ざす気持ち。心に思い決めた目的や目標。心の持ち方。信念。志操。
2 相手のためを思う気持ち。厚意。

デジタル大辞泉参照

わかるような、わからないようなですね(笑)

ソフトバンク 孫正義が語る「夢」と「志」の違い

ソフトバンクの孫社長は
「新卒ライブ2012」

の講演で このように述べています。

夢と志は違います。

夢は漠然とした個人の願望であり、志は個々人の願望を超えて多くの人々の夢を叶えようとする気概です。

夢はこころよい願望だが、志は厳しい未来への挑戦です。

夢を持つなんて程度で終わらずに志を高く持たないといけない。

出典元

だいぶ分かりいやすいですね(笑)

つまるところ私なりに言い換えるなら、
夢とは、

「達成できたらいいな~」

という個人の目標や希望であり、
あいまいな想いであるともいえます。

個人に目標屋希望であるため、
自分のモチベーションの状況で果たせなくなることも
あるでしょう。

一方、志とは

「個人の願いだけでなく
よりもっと公的で、周りの人を幸せにしたい」

という強い想いであり、
そして、行動も伴っているもの

であるといえます。

対象が自分以外でもあるため、
あきらめられにくく、願いも続いていくものです。

想いが大きければ大きいほど
時代を超え引き継がれていくほどです。

「夢」と「志」のどちらを持ったほうがよい?

違いはわかった。。

では、「夢」と「志」のどちらを持ったほうがよいの?

この質問に対する絶対的な答えはないでしょう。

周りのことは関係なく、

「自分がやりたいこと」

をとことん突き詰めていきたい、
という人にとっては、

「夢」

こそがすべてであると思うからです。

それに「志を持ちなさい!」

と言われても、何をどうしてよいのかわからないと思うのです。

「夢」が自分の興味・関心から始まるとすれば、

「志」はその興味・関心の輪が大きくなり、
自分という関心を超えて世界に広がることとなり、

どの段階から「夢」が「志」になるのかは
検討がつかないものなのです。

であるならば、
最初は「夢」を持つことからはじまり、

いつの日か、何かのきっかけで
「夢」が「志」へと昇華するのだと思うのです。

どちらに優劣があるのでははく、
順序の問題でしかないと思うのです。

「志」は周りの大勢の人々に勇気を与え感化する

2人の人がいます。

「自分の夢を叶えたいんです!」

「自分の志を叶えたいんです!」

とそれぞれ熱く語ります。

ひとりの人の「夢」の内容が

・良い家に住みたいとか
・いい車に乗りたいとか
・美味しいものが食べたい

と自分ごとが多いとします。

もうひとりの「志」の内容が、

・日本中のみなが不自由なく暮らせる世にしたい
・LGBTの人も発言できる世にしたい
・今の政治を変えたい

と大きな思いであるならば、
あなたはどちらを応援したくなるでしょうか?

「夢」よりも「志」を応援したくなるのでは
ないでしょうか?

そうなのです。

「志」は周りの人々の心さえ熱くするのです。

「志」は巻き込んでいくのです。

「志」は流れを生み出すことができるのです。

吉田松陰・坂本龍馬のような歴史的人物や、

現代では孫正義氏や多くの経営者が
「志」の大切さを語ります。

「志」を持つことが
希薄になった今だからこそ

「志」の重要性を
今一度考えてみるべきだと思うのです。

「夢」を持とう!そしていつの日か「志」へとつなげよう

「夢」なのか、「志」なのか、

いずれにせよ、
目的、目標を持つことは、

願いの実現には欠かせません。

目標を叶えやすくするために

自分にあった方法を見つけてみましょう。

そして「夢」を追い続けていくと

「夢はいつの日か志へと昇華されていく」

そんな気がするのです。

そして「志」を手にしたとき
本当の意味での生きる目的を実感するのではないでしょうか。

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