孫子の兵法のひとつに
「巧遅は拙速に如かず」
という言葉があります。
これは、
「完璧で遅いよりも、
多少出来が悪くとも早い方がいい」
という意味です。
これは仕事をする上でも
とても参考になることです。
なぜなら
「多少出来が悪くとも、早く仕上げること」
「完璧は求めずに、合格点であれば良い」
という考え方のほうが、
結果として高い生産性を発揮できるからです。
Contents
仕事で求められるものとは?
仕事で求められるものは
「自分が納得する仕事をやりきること」
ではなく、
「いかに短い時間で高い成果を出すか」
ということです。
100時間かけて100万円稼ぐよりも、
10時間かけて10万円を稼ぐほうが
評価されることもあります。
(時と場合と内容によります)
もちろん、大きなプロジェクトは
じっくりと時間をかけてやる必要があります。
ただ、今の時代、
世の中の変化が速すぎて
100時間のうちに情勢が変わっている
可能性もなくはないのです。
企画当初は絶対いけると思われていたものが
時間がたつにつれて実現不可能となった場合、
それまでに費やしたコストを
切り捨てざるをえなくなります。
「まったくもって収穫なし」
これが一番避けたいものなのです。
成果の大きさはスピードに起因する
だからこそ、
スピードというものが求められます。
10時間かけて100%のアウトプットを出すよりも
5時間で50%のアウトプットを出し
方向性やクオリティを確認していったほうが
より少ないリスクで成果をだせることになります。
なので、
「拙速主義」
という
時間軸にポイントをおいた考え方や行動は
「行動力のアップ」「時間の短縮」「品質向上」「効率化」
に繋がるものなのです。
一つのことに時間をかけすぎる傾向がある人は、
少しでもこの拙速主義を意識すると
成果が大きく変わるかもしれません。
是非とも試してみてください。