621道 共感賛成、意見反対

共感は全世界の人間を親族にする。

シェイクスピア

「相手の話を聞く際は、共感したほうがいい。」

という話を聞いたことがある人は
多いのではないでしょうか?

共感とは、
他人の意見や感情などにそのとおりだと感じることです。

つまり、相手の話を聞いていて、
違うと感じることがあった際に

否定から入ると相手はもう話をしたくなくなり
これ以上は建設的な話ができなくなるので、

しっかりと相手の話を聞き、
共感をして相手の気持ちを受け止めましょう

ということです。

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共感賛成・意見反対

でも、この話をすると多くの人からこんな
質問を受けます。

「相手の考えに共感はできる。
ただ、その意見には賛成できない。
という場合、どうすればいいでしょうか?」

というものです。

例えば、相手の状況が、

とても切羽詰まっていたり、
精神的に追い込まれていたり、
やむをえない状況だったり

というもので、
話を聞いていると、

自分が相手と同じ状況だったら、
自分もそういう風に言うだろうなぁ

と思うような時です。

ただ、
相手の話に共感できるけれど、
その意見や考えには納得できない

という場合です。

もちろん、納得できない意見に
無理に賛同する必要はありません。

なので、共感してもらい、
その後相手の意見に反対するのは問題ありません。

ただ、ここでお伝えしたいのは、

「まずは相手を受けいれる」

ということなのです。

共感があるから理解しあえる

なので、最初から反対意見を述べるのではなく、
まずは、

「あなたの意見には、共感できる」
「あなたの気持ちは理解できます」
「おそらく私もあなたの立場だったら、
同じことを言うでしょう」

という言葉で
相手を受け入れることから始めたほうがいいのです。

なぜならば
この言葉を言われると、多くの人には

「あなたが理解してくれていること」

が伝わります。

その上で、あなたの立場や状況の関係で
賛成できないということを伝えましょう。

その結果として相手の意見が通らなかったとしても、
相手にある程度納得感が残ります。

それは、
最初にあなたが理解を示したからです。

逆に共感できることを伝えずに、
あなたの意見だけを伝えたら、
どうでしょうか?

おそらく対立が始まってしまうでしょう。

それはお互いに望んでいることではないはずです。

コミュニケーションとは手段である

たとえ心の底では相手のことを思っていても
それを相手に伝えれられなければ

それは伝わっていないことであり
意味がないことです。

なので円滑なコミュニケーションを図るためには
多少テクニック的な方法であっても

「私はあなたのことがわかっている」

ということを伝えることは必要なのです。

簡単なようで
とても奥深いのがコミュニケーションです。

そしてこの世は
コミュニケーション不足や
意志疎通のミスが原因で
多くのトラブルが起こっています。

お互い相手のことを思っているのに
それがわかりあえず、お互いが不幸になるなんて
とても悲しいことだと思います。

それを少しでも軽減できる
参考になればと思うのです。

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