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経験値の積み重ね方に違いはあれども不正解はない
スキルを上書きするのか、
スキルを書き換えるのか、
その方向性によって大きな違いが出てきます。
例えば、こんな2人の人がいます。
スキルを上書きする
一人は、新入社員で大手居酒屋チェーン店に
入社しました。
そこで接客やら調理を学び、
店長としてマネジメントやチーム作りを
経験してきました。
そこでの経験からコミュニケーション力や
顧客満足度といった
「空気をよみ、空気をつくる」
そんな経験値を積み重ねていきました。
30歳を超えて、転職し、
今度はWEBの業界でディレクターとして
勤務を始めました。
ディレクターの仕事は
顧客の要望をヒアリングしながら
デザイナー、コーダーに仕事を振り
納期までに仕事を仕上げるのを
マネジメントしていきます。
この仕事は初めてだったのですが、
飲食店時代の店長としてのスキルが生きて、
自分の経験やスキルを活かしながら
仕事を進めています。
スキルを書き換える
もう一方で、新入社員は大手通信会社に
入社した人がいます。
そこではゴリゴリの営業を学び
プッシュ型の営業力を突出させていきました。
上司や会社からの命令には
どんな理不尽ことにも耐え、
強いメンタルと実績で自信を積み重ね
結果を出していきました。
30歳を超えて、転職し、
今度は違う業界で営業を担当することになりました。
今回の営業は、
顧客のニーズや要望を聞いて、
その課題を解決するための
サービスを提案していく
コンサル型の営業でした。
同じ営業といっても、
ある商品を一方的に売る手法と、
相手の話を聞きながら提案する
手法の営業では、
必要なスキルが全く違います。
前者のプッシュ型営業では
商品知識とプレゼン力と勢いと
強いメンタルが求められますが、
後者のコンサル型営業では、
ヒアリング力、共感力、提案力、
また押して引くテクニックも求められます。
そのため、今までの手法が通用しないこともあり
新たに学ぶことが多く四苦八苦しているのです。
さて、あなたはどちらのビジネスマンが
いいと思いますか?
どの道を極めるかによって手法は変わる
私は
「どちらにも可能性がある」
と思うのです。
今までの経験を活かし
さらに分野を広げて活躍するもよし。
今までと違うスタイルを取り入れ
更なる幅広い手法を取り入れるもよし。
通る過程の道筋に違いはあっても
目指す場所は同じなのではないでしょうか?
その目指す場所とは、
「それぞれの求めるゴール」
です。
それぞれが目指すものが違えば
そこに至るまでの手法に違いがあっても当然です。
だからこそ大切なのは
「自身のゴールを明確にする」
こと。
どの道を極めるのかを明確にすることです。