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フィリピンで子どもと親の関わり方から感じたものは自身の両親への感謝の意であった
フィリピンで、
子どもの学資支援をしている団体の代表の方と
話をしている時のことです。
「子どもの権利」
という話になりました。
その団体では
子どもの学資支援をしながらも、
親が親としてあるべき関わり方ができるために
どうすればいいのか、
という学習を
親にも教えているというのです。
子どもの権利。親の教育。
支援をおこなう際の大前提として
「子どもには権利がある」
ということをおっしゃっていました。
子どもにも権利がある。
聞く権利もあれば、
見る権利もあるし、
話す権利もあると。
それを力関係として圧倒的に強い親が
理由もなく自分の意見を押しつけることは
あってはならないというのです。
特にちゃんとした教育を受けていない者が
親になったとき、
子どもとの関わり方について
どうすべきかという考えがあるはずもありません。
一方で、それは日本でも同様です。
親と子どもが理想の関係になるために
親はどういう関わりをすべきなのか
ということに関しては
教育を受けてきた人はいないと思います。
多くは
自分の親から受けてきた教育というものを
無意識的に踏襲することが多いはずです。
でも、それが正しい
という保証はどこにもありません。
私たちも
自分の行う教育が
子ども達にとってベストなのかどうかは
自信が持てないものです。
初めて親になる我々は、
親として子どもに関わる理想の関わり方として
どうすべきなのでしょうか?
理想の親としての在り方とは?
もちろん、絶対的な答えがあるとは思っていません。
でも、それを考えることなく
あるがままに、なされるがままに、流れに身を任せていては、
あるべき理想の姿へ行き着くことなんて
できるはずがないのです。
子どもが生まれたら
自動的に親にはなります。
でもそれは親になるだけであって、
親としてあるべき親になるということではありません。
親には責任があります。
子どもを作ったことに対して、
子どもを育てなければならないという責任があります。
その責任を果たすためには
すべきことがあるのではないでしょうか?
それが、
「どんな親でありたいのか」
「そのために子どもとどのような関わり方をするのか」
ということを
子どもが生まれる前からそれぞれのパートナーと
話し合うべきなのです。
お互いのことが好きであるというのは
妻と夫の関係性においてのものであって、
子どもができたおりには
妻と夫の関係から、父と母という関係に変わるのです。
それをしっかりと認識していないと、
今までと同じ関係性や考え方ではやっていけないかもしれない、
ということを
事前に考慮しておくべきなのです。
育ててくれた両親への感謝
まだ独身である私にとっては
これからの関わり方において事前に考慮できる
いいきっかけになったと思うと同時に、
果たしてその日がくるのだろうか
という思いもあったりするものです。
(小難しいことを考えすぎていると婚期を
逃してしまうかもしれないという思いもあります笑)
そして、ここまで育ててくれた両親に
感謝の念を伝えたいとも思います。
いつかの日のために
今という時間を、今感じた思いを、大切にしたいと思うのです。