239道 「いつ」「誰と」「どのように」も重要だが、「どこで」というのも大いに重要である

「いつ」「誰と」「どのように」も重要だが、
「どこで」というのも大いに重要である

先日、大学四年生向けの就職支援イベント

「学外セミナー東京湾ベイ」

を開催しました。

■このイベントは、
スーツ着用を義務とした堅苦しい合同企業説明会ではなく、

私服OK・リラックスした状態で
企業の人事担当者と話をしようというものです。

スーツをビシッと着て、
完全就活モードという場もいいのですが、

すべての学生がその雰囲気に適応できるわけでは
ないと思うのです。

それならば、一番最初のファーストアタックだけでも
自然体に会話できる環境を提供したいと思ったのです。

■そのため、私服で参加OK、
コーヒー飲みながらの面談、

途中デッキへ出て潮風にあたったり
記念撮影をしたりしてもらったのです。

参加してくれた学生が笑顔だったのが
とてもよかったです。

ただ一点の難点があったとすれば、
当日の風が強く、

そのため船が大きく揺れて
酔ってしまった学生もいたということです(笑)

■実際にイベントを運営していて
気が付いたことがありました。

それは参加していた学生と人事担当者との面談時間が
長いということです。

通常の合同企業説明会は1社20程度で
会社の説明をするものです。

ただこのクルーズでの合同企業説明会では
軽く30分を超えていました。

いつもと違う「非日常」の環境で、
ゆったりとコーヒーを飲みながら就活するのです。

きっと単なる会社の説明だけでなく、
いつもより濃い内容の話をしているか、

もしくは学生の就活状況のアドバイスまで
していると思うのです。

企業の人事担当者も、
ゆったりとした雰囲気の中だと
いつもより饒舌になってしまうのだと思います。

■なぜそうなるのか?

それはつまり、

「環境」「雰囲気」「空間」

の影響だと思うのです。

いつもと違う「船上クルーズという環境」で、

いつもと違う「ゆったりと落ち着いた雰囲気」で、

いつもと違う「非日常感の空間」であるからこそ、

「時間の感覚を忘れ」、

「話に夢中になり」、

「ついつい長引いてしまう」と思うのです。

ということは、

「どこで」という場所が与える影響力は
とても大きいということなのです。

場所が違えば受けとる印象も変わるし、
自分が与える印象も変わってくるのです。

改めて「場所」「環境」「空間」「雰囲気」の
影響力を感じたのでした。

これは他の日常生活においても通ずることだと思うのです。

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