380道 心の目を持ち、豊かな人間関係を築いていこう

私がキャリアカウンセリング
の勉強をしている際に、

「いいカウンセラーになるためには、
沢山の心の目を持ちない」

とアドバイスをもらったことがあります。

■この「心の目」とは

簡単にいうと「感性」「捉え方」

ということです。

ネットで意味を調べると、

「物事の真実の姿をはっきりと見分ける鋭い心の働きを、
目に見立てた言葉」

出典:日本語表現インフォ

など出てくるのですが、先生がイメージしていた言葉
だと思います。

■この話を聞いたとき、なるほどと思ったものです。

人の心は見ることができず、
また人によって様々な心を持っています。

それらを自分の「心の目」で見るのではなく、
相手の「心の目」を感じながら対応していくことが
望ましいのです。

このようにそれぞれの「心」を
しっかりと感じとれるようにならなければ

相手の感じていることや考えを
捉えることはできないのです。

だからこそ、「心の目」を
自分のもの以外にも沢山持っておくことが必要なのです。

もし自分の中に「心の目」が100個あれば、
100個分相手の世界観を感じることができるのですから。

■人気のあるカウンセラーやコーチは、
みんな「心の目」を沢山持っているのです。

相手が悩んでいることや、望んでいることを
感じ取れるチカラが強いのです。

自分の見えている世界だけでなく、
相手が見えている世界を共有できるのです。

さらに、見えているだけではなくて、
自分とは違う世界観を受入れることもできるのです。

■では、どうすれば「心の目」を沢山持つことができるのか?

私が思う大事なポイントは2つあります。

1.自分の軸を強化すること
2.相手が言いたいことを深く観察すること

まず、大事なポイントは

「自分の心」

の特徴を理解することです。

専門用語でいうと「自己理解」になるでしょうか。

いいカウンセラーやコーチ、コンサルタントに
なるためには対人支援スキルを学ぶことも重要なのです。

ただ前提として自分のことをしっかりと理解し、
自分のことが好きである必要があります。

この力が弱いと、相手の意見や価値観を
無意識のうちに否定しまうのです。

しっかりと寄り添って聴いているつもりが、
自分の価値観をおしつけたり

自分が優位な立場になるように
持っていってしまうのです。

これは人間が持っている自然な防御反応なのです。

だから、しっかりと「自分の軸」を形成して、
他人の意見や価値観も余裕で受け入れる
ことができるようになる必要があるのです。

■2つ目は、
相手が言いたいことを深く観察することです。

「相手が一番伝えたいことは何だろう?」

ここわからなければ支援もできません。

「会社を転職しようと思っているんです」

という言葉を発していたとしても、
上司とのコミュニケーション不足が問題だった

ということもあったりします。

相手が発する言葉の奥底に隠れている
本当の気持ちというものをしっかりと
読み取っていなければならないのです。

■こうした積み重ねで少しずつ
「心の目」を増やしていくことができるのです。

これは、決してカウンセラーだけに必要なスキルではなく、

人間関係を豊かにしたい人全員が身につけておいて
損はないスキルだと思うのです。

相手を受け入れる準備をしているから、自分も受け入れられるのだと思うのです。

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