252道 自分の生きてきた人生を味わうというひと時

自分の生きてきた人生を味わうひと時

昨日は、教育コンサルティングをしている
会社の新入社員を対象に

「ライフラインチャートによる自己理解」

を実施しました。

これは、過去の自分を振り返り、

「過去の出来事や転機、影響を受けた人や本、

成功体験、失敗体験」

というものを記入していくというものです。

■就職活動を終えたばかりの新入社員ということで、
自己分析をしているからスラスラ書けるのかと
思っていたら・・・

意外と書けない人が多かったです。

よくよく聞くと、
あまり自己分析やっていなかったそうです(笑)

今回のライフラインチャートを実施した目的は、

「過去の自分の出来事を振り返り、

今の自分を形成したきっかけになったことや
行動の源泉になっているものを見つけ、

それを見つめ直し、より磨くことで
これから仕事をするうえでのモチベーションを上げてもらう」

と思ったのです。

■私自身、過去に何度も
このライフラインチャートを作成しました。

その度に、
「あんな事あったなぁ」と懐かしく思い、

過去のこんな出来事があるから
今の自分があるということに気が付いたり、

昔も今も変わらない傾向があることに気が付いたり、

過去と今では物事の捉え方が違うことに気が付いたりと

様々な発見や気づきがあったものです。

こうしてこの自分の過去を振り返っている時間は
どういう時間なのか考えてみると、

それは

「自分の人生を味わう」

時間だと思うのです。

■普段生活するにおいて、

「自分の人生を味わう」

という時間はあまりないと思います。

「日記を書いて、一日を振り返ることはよいことだ」
とわかっていてもやっていない人は多いでしょうから(笑)

もちろん、毎日振り返るのがベストだと思います。

ただ、何かのきっかけに振り返るということでも
まったくしないよりはいいと思います。

特に幼少時代という時期を振り返るのは
よほどのことがない限りやらないでしょうから。

ただ実際に振り返り、
過去を思い出し、懐かしさを噛みしめ、

ちょっと嫌な思い出でも今なら教訓と置き換えることができ、

「過去にあったすべての出来事があったから
今の自分がいるのだ」

ということを受け入れることができたならば、
今までの人生の感じ方が変わってくると思うのです。

自分自身のこと、ちょっと好きになれると思うのです。

自分自身のこと、認めてあげられると思うのです。

自分自身のこと、信じてあげられると思うのです。

自分自身のこと、労わってあげられると思うのです。

そうすることで、
これからの先の人生を力強く歩んでいけると思うのです。

■そのために必要なことが、

「自分の過去を振り返り、

自身の足跡を受け入れる」

ということなのです。

そうして

「自分の人生を味わう」

ことで、自分を認め、信じて、

これから力強く、未来の

「自分だけの道」

を歩んでいくことができるのです。

■今回はライフラインチャートという一つの手法
によってでしたが、

対話を通すとより新たな発見があるものです。

そういったサポートも私は行っています。

ご希望の方がいらっしゃいましたら、
ご一報いただければ幸いです。

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