自分の生きてきた人生を味わうひと時
昨日は、教育コンサルティングをしている
会社の新入社員を対象に
「ライフラインチャートによる自己理解」
を実施しました。
これは、過去の自分を振り返り、
「過去の出来事や転機、影響を受けた人や本、
成功体験、失敗体験」
というものを記入していくというものです。
■就職活動を終えたばかりの新入社員ということで、
自己分析をしているからスラスラ書けるのかと
思っていたら・・・
意外と書けない人が多かったです。
よくよく聞くと、
あまり自己分析やっていなかったそうです(笑)
今回のライフラインチャートを実施した目的は、
「過去の自分の出来事を振り返り、
今の自分を形成したきっかけになったことや
行動の源泉になっているものを見つけ、
それを見つめ直し、より磨くことで
これから仕事をするうえでのモチベーションを上げてもらう」
と思ったのです。
■私自身、過去に何度も
このライフラインチャートを作成しました。
その度に、
「あんな事あったなぁ」と懐かしく思い、
過去のこんな出来事があるから
今の自分があるということに気が付いたり、
昔も今も変わらない傾向があることに気が付いたり、
過去と今では物事の捉え方が違うことに気が付いたりと
様々な発見や気づきがあったものです。
こうしてこの自分の過去を振り返っている時間は
どういう時間なのか考えてみると、
それは
「自分の人生を味わう」
時間だと思うのです。
■普段生活するにおいて、
「自分の人生を味わう」
という時間はあまりないと思います。
「日記を書いて、一日を振り返ることはよいことだ」
とわかっていてもやっていない人は多いでしょうから(笑)
もちろん、毎日振り返るのがベストだと思います。
ただ、何かのきっかけに振り返るということでも
まったくしないよりはいいと思います。
特に幼少時代という時期を振り返るのは
よほどのことがない限りやらないでしょうから。
ただ実際に振り返り、
過去を思い出し、懐かしさを噛みしめ、
ちょっと嫌な思い出でも今なら教訓と置き換えることができ、
「過去にあったすべての出来事があったから
今の自分がいるのだ」
ということを受け入れることができたならば、
今までの人生の感じ方が変わってくると思うのです。
自分自身のこと、ちょっと好きになれると思うのです。
自分自身のこと、認めてあげられると思うのです。
自分自身のこと、信じてあげられると思うのです。
自分自身のこと、労わってあげられると思うのです。
そうすることで、
これからの先の人生を力強く歩んでいけると思うのです。
■そのために必要なことが、
「自分の過去を振り返り、
自身の足跡を受け入れる」
ということなのです。
そうして
「自分の人生を味わう」
ことで、自分を認め、信じて、
これから力強く、未来の
「自分だけの道」
を歩んでいくことができるのです。
■今回はライフラインチャートという一つの手法
によってでしたが、
対話を通すとより新たな発見があるものです。
そういったサポートも私は行っています。
ご希望の方がいらっしゃいましたら、
ご一報いただければ幸いです。