先日、キャリアコンサルティングの
勉強会に参加してきました。
今回の勉強会は、今まで行ってきた形式とは
少し違うものでした。
■今までは、
実際の対人支援の現場を想定した
ロールプレイングを
コンサルタントとクライエント役にわかれて
10分程度で行っていました。
それをオブザーバーが評価するという
スタイルです。
今回は、
ロールプレイング実施後に、
オブザーバー役とコンサルタント役が二人だけで
感想を言い、
その間はクライエント役の人は
背中を向けて話だけを聞き、口出しはしないのです。
その後、クライエント役は
自分が話をしたいものから切り出していき
それが終了後に全員で振り返りをするのです。
■言葉だけで説明すると
イメージがわきにくいと思いますが、
このやり方で私はとても学ぶものが
あったのです。
この勉強会は主にコンサルタント役の人向けの
ものです。
回数をこなすことで慣れていく
ということが目的なのです。
ただ、今回私が感じたのは、
クライエント役の時の自分の心の動きについて
だったのです。
■というのも、
15分の面談の後に、
私が話をはさまない状況で
コンサルタント役とオブザーバー役が
私のことについてあれやこれや想像しながら
話をしているのです。
その内容は、15分の面談で出てきた
単語や内容から推測するものが多いです。
ただ、その推測は
私自身が考えたこともないような
価値観や捉え方のものもあるのです。
「○○というフレーズを何度も言っていました。
神田さんにとっては○○とはどういう意味なのか
聞いてみたいですね」
そういわれると、自分にとって
○○ってどういうことだろう?
そんな自己探索が進んでいくのです。
自分一人だと気づかないようなことが
周りの人の話で気づいていくのです。
そのプロセスを体感した時に、
とても心に響くものがあったのです。
自然と腑に落ちるという感覚でしょうか。
それは、
「自分では気が付いていない自分の心の状態に
自ら気づくというプロセスを体験する」
ことで
「自分自身が分かり」
「心のあり方を感じとり」
「今までの行動指針を察し」
「自らの発言を悟り」
「内面になる根本に思い至り」
「本当の自分を見いだす」
のです。
これには、
他にはない納得感と、
そうだったのかという爽快感でいっぱいです。
そのような感覚だったのです。
■それが分かり、感じることができたのが、
とても大きな発見でした。
そして自分が感じたこのプロセスを
悩んで相談に来たクライエントの人にも
感じてもらうための手法が
キャリアコンサルティングなのです。
改めてキャリアコンサルティングの素晴らしさに
自らの体験から気が付いたのです。
だからこそ自分も周りの人に
提供していきたいと心に誓うのです。