314道 自らの心の動きを感じることから得られるもの

先日、キャリアコンサルティングの
勉強会に参加してきました。

今回の勉強会は、今まで行ってきた形式とは
少し違うものでした。

■今までは、
実際の対人支援の現場を想定した
ロールプレイングを

コンサルタントとクライエント役にわかれて
10分程度で行っていました。

それをオブザーバーが評価するという
スタイルです。

今回は、
ロールプレイング実施後に、
オブザーバー役とコンサルタント役が二人だけで
感想を言い、

その間はクライエント役の人は
背中を向けて話だけを聞き、口出しはしないのです。

その後、クライエント役は
自分が話をしたいものから切り出していき
それが終了後に全員で振り返りをするのです。

■言葉だけで説明すると
イメージがわきにくいと思いますが、
このやり方で私はとても学ぶものが
あったのです。

この勉強会は主にコンサルタント役の人向けの
ものです。

回数をこなすことで慣れていく
ということが目的なのです。

ただ、今回私が感じたのは、
クライエント役の時の自分の心の動きについて
だったのです。

■というのも、
15分の面談の後に、

私が話をはさまない状況で
コンサルタント役とオブザーバー役が

私のことについてあれやこれや想像しながら
話をしているのです。

その内容は、15分の面談で出てきた
単語や内容から推測するものが多いです。

ただ、その推測は
私自身が考えたこともないような
価値観や捉え方のものもあるのです。

「○○というフレーズを何度も言っていました。

神田さんにとっては○○とはどういう意味なのか
聞いてみたいですね」

そういわれると、自分にとって
○○ってどういうことだろう?

そんな自己探索が進んでいくのです。

自分一人だと気づかないようなことが
周りの人の話で気づいていくのです。

そのプロセスを体感した時に、
とても心に響くものがあったのです。

自然と腑に落ちるという感覚でしょうか。

それは、

「自分では気が付いていない自分の心の状態に
自ら気づくというプロセスを体験する」

ことで

「自分自身が分かり」

「心のあり方を感じとり」

「今までの行動指針を察し」

「自らの発言を悟り」

「内面になる根本に思い至り」

「本当の自分を見いだす」

のです。

これには、
他にはない納得感と、
そうだったのかという爽快感でいっぱいです。

そのような感覚だったのです。

■それが分かり、感じることができたのが、
とても大きな発見でした。

そして自分が感じたこのプロセスを

悩んで相談に来たクライエントの人にも
感じてもらうための手法が
キャリアコンサルティングなのです。

改めてキャリアコンサルティングの素晴らしさに
自らの体験から気が付いたのです。

だからこそ自分も周りの人に
提供していきたいと心に誓うのです。

スポンサーリンク
second




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
second