人はそれぞれ悩みを抱えていると思います。
ただ、その悩みを抱えるに至った原因の大部分は
「とある共通点」
によると思うのです。
今日はそんな話です。
■人が悩むのは、自分が考えている、想定している
こととずれているからだと思います。
人が怒るのも、自分が持っている自分基準を
破られるから怒るのです。
悩むということも人それぞれの基準があります。
それとずれているから悩むのです。
つまり人は
「自分が見ている世界」
が
「すべての人にも通ずる世界」
であると
知らないうちに思い込んでいるのです。
自分の「基準」を、
周りの人も同じ「基準」を持っていると
思っているということなのです。
そうして自分の世界ができてしまい、
それを基準としてあらゆる物事を判断してしまうのです。
つまり、
「自分基準」
というものがあるから、
人は悩み、怒るのです。
■それを回避するために必要なのは
「多様性を受け入れる」
ということです。
当然ですが、
世の中には様々な人がいて、
様々な価値観を持った人に満ちています。
ただ、例えば会社にどっぷり浸かって
仕事に集中している人は、
その会社の価値観に染まってしまうことが
よくあります。
すると会社独自の価値観に染まり、
それが自分基準となり、
他の価値化を受け入れにくくなるのです。
「まさかそんな!」
と思うかもしれませんが、
そのような人は多いのです。
■だから外の世界に出ていく
ということが必要になるのです。
社外のコミュニティに越境して
何らかの学びの経験をする必要があるのです。
そうして多様性に触れる必要があるのです。
社外のコミュニティに越境して
何らかの学びの経験をした人は、
当初は自分の会社の価値観と社外のコミュニティの価値観に
戸惑うものの、
やがて価値観の違いがあることを
自然に受け入れるようになってきます。
複数の価値観が同時に存在する曖昧な状態を
心地よく感じるようになるのです。
それが
「多様性を受け入れる」
ということなのです。
■多様性を受け入れられると、
自分の考えがすべてではなく、
他の人には他の基準による考えがあることが
自然にわかるので、
他人との衝突や無駄な論争がなくなります。
それだけでも世界は平和になります。
自分の心にも余裕ができます。
他人に寛容になれます。
悩みがなくなり、怒りがわいてこなくなります。
そうなったら人生楽しくなりそうですよね?
ならば少し外の世界に出て、
多様な価値観を受け入れ、多様性を受け入れる態勢を
整えてみることをおススメします。