先日二日間で、
とある大学にて、大学4年生向けに
「国家資格であるキャリアコンサルタントによる
卒論、就活、その他もろもろのお悩み相談会」
を開催しました。
■私は今、大学内で合同企業説明会を
企画・実行する会社で仕事をしているのですが、
通常の学内説明会を開いても、
なかなか学生は来ません。
そのため、何か一つ企画を打ち、
学生の集客を行おうと思ったのです。
そこで、今の学生が一番困っていそうな
「卒論」と「就活」
に関連した相談会を開いたのです。
■正直、1日目は学生が一人しか来ず、
来てくれたキャリアコンサルタントの方々には
とてつもないご迷惑をおかけしたものでした。。。
企画から実行まで1週間程度しかなく、
充分な告知ができていなかったのは事実です。
または、今の学生には対面での支援というのは
受け入れられないのだろうか?
企画自体がニーズに合っていなかったのだろうか?
そんな風にも思ったものでした。
■ただ、2日目は4人の学生が来てくれました。
そのうちの一人の学生は昨日も来てくれた学生でした。
「昨日相談にのってもらってよかったから」
とお友達も連れてきてくれたのです。
■たまたま、2日連続で来てくれていた同じ
キャリアコンサルタントの方にもう一度お話し
してもらいました。
結局その学生は次回の別の就活イベントにも
参加してくれることになりそうです。
最初は、公務員試験に注力したいということで
就活のことはあまり考えていなかったので
この2日で何かが動き始めたように思います。
■帰り際、その学生が言っていました。
「今まですごく否定されてきたけど、
すべてを受け入れてもらえたように感じた」
「不安があってもいいということを
言ってもらえたんです」
「やりたい事もあきらめなくていいって
言ってもらえたんです」
「すごく優しかったです」
その学生は気持ちと行動が変わったのです。
■また、一緒にきた友人は最初からとても
オドオドしていました。
見てすぐに大丈夫かな?と思うくらい。。。
面接でいろいろ言われたらしく
本当にメンタルやられている様子でした。
その学生は結局3時間くらいキャリアコンサルタント
の人と話をしていました。
途中涙を流しているようでした。
それでもその後は企業説明会に参加し、
3社くらい会社の話を聞いていました。
最初のオドオド感は弱まっていました。
その学生も、気持ちと行動が変わったように
思いました。
■一人のキャリアコンサルタントの関りで、
一人の学生の気持ちと行動が変わり、
さらにはその友達の学生の気持ちと行動も
変わったのです。
そのキャリアコンサルタントの方が凄い
というのもありますが、
キャリアコンサルティングのもつ素晴らしさ
というものも改めて感じたのです。
■この企画自体は、
成功か失敗かでいうと
学生があまり集まらなかったので
正直成功とはいえないのですが、
「やってみてよかった」
と思うのです。
そしてその価値を伝えていくことを
同じ資格を持つ自分としてもやっていきたい
そう思うのです。
■そのためには一人では難しく、
協力してくれる仲間が必要です。
そんな仲間と出会うべく、
また、キャリアコンサルティングを
必要としている人々に出会うべく、
日々活動していこうと思うのです。
それが我が道をゆくことになるのです。