松下幸之助DAY~5日目です。
1日目、2日目、3日目、4日目は以下からお読みください。
参考している本は、
です。
今まで5日間にわたって紹介してきた
松下幸之助氏の
「道をひらく」
も今日で最後になります。
まだまだ紹介したい素敵な言葉はたくさんあるのですが、
それだけで1か月以上が終ってしまうので
いったんここで区切りたいと思います。
Contents
偉大なる言葉のチカラ
本当に先人が残してくれた言葉というものは、
今なおも我々に大きな力を与えてくれます。
今現在、自分自身で悩んでいることも、
もしかしたらすでに過去同じような境遇にあった人が
乗り越えてきているかもしれません。
そのような人達が語る言葉は、
含蓄があり示唆に富んでいること間違いなしです。
だからこそ我々は、
歴史を学び、将来を描き、
今後の未来をカタチ作っていけるのです。
本日紹介する言葉は、
そんな未来をつくる際の一つの指針となると思うのです。
松下幸之助に学ぶ「わけ入れば」
わけ入れば思わぬ道があるというのは、
何も野や山の道のことだけではない。いままで、これが一番よいと思っていたものが、
やがてもっとよいものができてきて、だから前のものは古くなって、おたがいに
さらにゆたかな生活を楽しむことができるようになる。
こうしたことは、おたがいの日常の暮らしの上に
刻々に見られることであるけれど、それはとたえ自分が考え出さなくとも、
多くの人びとのなかの誰かが、もうこれでいいのだ、もうこれでおしまいだなどとあきらめないで、
もっとよい方法があるはずだ、もっとよい考えがあるはずだ、
という真剣な思いで真剣な努力を重ねてきているからである。
長い人類の歴史は、時に曲折はあったとしても、
こうしておおむね進歩発展の一路を辿ってきた。今後もまたかぎりなく発展してゆくにちがいない。
人間は本当は偉大なものなのである。
われわれもまた、この人間の歴史の一コマをになっている。
だからこそ、どんなことにも、もうこれでいいのだ、
もうこれでおしまいだ、などと容易に考えないで、わけ入れば思わぬ道もあるという思いで、
日々ひたすらな歩みをすすめてゆきたいと思うのである。
歴史をつないでいくという自身の役割
今がよければすべてよし、というのではなく、
過去から続いてきたものを継承しつつ、
よりよりものに発展させ、
未来に引き継いでいく、
というのは今現在を生きる我々の役割だと思うのです。
今自分が生きているのも、
両親がいて、またその両親がいて、
という祖先の存在があるからです。
そしてさらには、
将来の子孫達にもつないでいけるよう、
今自分ができることを精一杯やるという毎日を過ごす
べきではないでしょうか?
それこそが今、この世に生を受けた自分が行うべき
役割のひとつであると強く思うのです。