368道 松下幸之助DAY~3日目「素直に生きる」

松下幸之助DAY~3日目です。

1日目、2日目は以下からお読みください。

366道 松下幸之助DAY~1日目「時を待つ心」

367道 松下幸之助DAY~2日目「働き方のくふう」

参考している本は、

「道をひらく」

です。

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「素直である」という難しさ

私がまだ飲食店で働いていた頃のことです。

ちょうど店長になって数か月くらい
だったと思います。

その時に、上司であるエリアマネージャーから

「お前は頑固だな。もっと素直になれ」

と言われたことがありました。

自分としては、自分のことを「素直」だと
思っていたので、

「いやいや、自分は素直ですよ」

そう強く思ったことを覚えています。

そう思うこと自体が、
素直ではないってことなのでしょうか?(笑)

ただ、自分なりの
「こだわり」や
「このようにやっていったほうがいい」

という芯はあったように思います。

店長としては、全然歴が浅いのにです。

それが自分の狭い枠で考えているにすぎない
ということだったのだと思います。

特に歴が浅かったり、
経験が足りていない時は、

自分が正しいと思うことにとらわれるのではなく、
周りの意見を聞いたり、
お客様の声を真摯に受け止めたりと、

「素直である」

ということが一番大事だと思います。

そんな「素直」についての教訓が
今日のテーマなのです。

松下幸之助に学ぶ「素直に生きる」

逆境―それはその人に与えられた尊い試練であり、
この境涯にきたえられてきた人はまことに強靭である。

古来、偉大なる人は、逆境にもまれながらも、
不屈の精神で生き抜いた経験を数多く持っている。

まことに逆境は尊い。
だが、これを尊ぶあまりに、これにとらわれ、
逆境でなければ人間が完成しないと思い込むことは、
一種の偏見ではなかろうか。

逆境は尊い。
しかしまた順境も尊い。
要は逆境であれ、順境であれ、
その与えられた境涯に素直に生きることである。
謙虚の心を忘れぬことである。

素直さを失ったとき、逆境は卑屈を生み、順境は自惚を生む。
逆境、順境そのいずれをも問わぬ。
それはそのときのその人に与えられた一つの運命である。
ただその境涯に素直に生きるがよい。

素直さは人を強く正しく聡明にする。
逆境に素直に生き抜いてきた人、順境に素直に伸びてきた人、
その道程は異なっていても、同じ強さと正しさと聡明さを持つ。

おたがいに、とらわれることなく、甘えることなく、
素直にその境遇に生きてゆきたいものである。

素直であることは、人を格段に成長させます。

歳を重ねるにつれ、
自分の経験で判断できるようになります。

それが成長ともいえます。

ただ、一方では、
歳をとってさえも自分の経験や判断にとらわれない

「素直さ」

というものを持っていたいとも思います。

自分自身の人生に素直であれ

結局のところ、

「あなたはどのような大人になりたいですか?」

「何をもって魅力的な人であると思いますか?」

ということなのだと思います。

その答えの一つが

「素直であること」

だと思うのです。

とらわれることなく、
甘えることなく、

素直に自分の人生という道を歩んでいきたいものです。

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