こんにちは、神田道雄です。
皆さんは、山本五十六という人を
ご存知でしょうか?
私自身、そこまで詳しくは知らないのですが、
山本五十六氏の有名な言葉は知っています。
山本五十六の名言
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
ほめてやらねば、人は動かじ。
きっとこの名言は、
どこかで一度は聞いたことがある
のではないでしょうか?
■何かを人にやってもらうとき、
部下に仕事をやってもらうとき、
コミュニティで作業を依頼するとき、
我々は言葉で概要を説明し、
やっておいてと終わらせることが
よくあると思います。
ただ、本当は
自らやってみせて、
その後に話をして聞かせて、
実際にやらせてみる、
そして誉めてあげる、
ここまでして人は行動することが
できるというのです。
■「そんなまどろっこしいことはせずに、
実際にやってみることが一番早いよ」
という意見もあります。
実際に体験することで得られるものがある
というのはその通りだと思います。
それが事実だとしても、
受け手としてはしっかりと手順を踏んで
教えてもらえたり、フィードバックがもらえるのでは
受ける印象がまったく違うと思うのです。
その人に対する信頼度が変わってきます。
その積み重ねがその後の仕事の進捗や
成長スピードを促進していくと思うのです。
だから忙しいという理由や
面倒だという理由で、
人を動かす過程を省くのではなく、
しっかりと教え育てていくべきだと
思うのです。
■ただ、本日私が伝えたかったことは
名言の内容についてではありません。
この名言には、続きがあったということを
お伝えしたかったのです。
その続きとは、
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
というものです。
■我々が一番知っているのは、
「人の動かせ方」
だと思うのですが、
それだけにとどまらず、
「人の育て方」
「人の実らせ方」
ということに関しても言及していたのです。
■これを知って初めに感じたのは、
「我々が知っている情報は一部でしかない」
ということでした。
何かの記事を読んだり、
メディアで得た情報や、
友人から聞いた情報は、
常に一部でしかないのです。
その出来事には様々な背景があり、
続きがあるはずですが、
その中の一部のみを我々は受け、
あたかもそれがすべてであるかのように
思ってはいないでしょうか?
■もちろんすべての情報が
起承転結すべてを知っている必要はないと
思います。
そこから必要なものを抽出してくれている
という点ではとてもありがたいです。
ただ、それは発信者の主観による
一部の情報であり、
見方によっては違う解釈もでき
別の情報ともなりうるというこを
知っておくべきだと思うのです。
■こんなことは誰もが知っている
当然のことかもしれませんが、
当然のことすぎて忘れてしまっている
ということもあると思うのです。
何故か名言の続きを知ったことで、
こうした情報の全体像について
考えてしまった今日の私なのです。
不思議なものですね(笑)
■さらに最後に、もう一言付け加えて
今日は終わりにしたいと思うのですが、
山本五十六の名言には、
更に有名なものがあったのです。
山本五十六の名言「男の修行」
苦しいこともあるだろう。
云い度いこともあるだろう。
不満なこともあるだろう。
腹の立つこともあるだろう。
泣き度いこともあるだろう。
これらをじつとこらえてゆくのが男の修行である。
この「男の修行」は、
山本五十六の代表的な言葉のひとつで、
多くの経営者や指導者が
座右の銘としている言葉らしいのです。
■この名言も私は知りませんでした。
まさに「男の修行」って感じの
内容でイイすよね。
こんないい名言を今まで
知らなかった自分の無知を嘆いての
「情報の一部」
という話でした。