394道 二面性を受け入れると新たな世界が見えてくる

この世の多くは、二極でできていると思う。

「善と悪」

「真と偽」

「裏と表」

「陰と陽」

「明と暗」

「優しさと厳しさ」

「余裕とプレッシャー」

どちらか一方の視点で見れば、
それが正しいものである。

ただ、もう一方からみれば
それは正しくないという
見方になる。

それぞれの立場からの視点には
それぞれの意見があり、

それは恐らく正しいものだと思う。

それ相応の理論と理屈でできていると思う。
だからどちらかを否定し、
一方のみを完全に肯定することは
できないと思う。

環境や心理状況によって
立場というものは変わってくるのだと思う。

■私はそれでいいのだと思います。

ある一時期は、一方の立場を支持し、
また別の時期では、反対の立場を支持する。

それは芯が揺らいでいるということや、
裏切り行為というものではなく、

「そういうもの」

なのだと思う。

今その人が求めているものが
そちら側の要件に当てはまる

ということだけなのだと思う。

■だから立場が変わる自分を
優柔不断やいけないことだと
否定しないでほしい。

今の自分の状況を受け入れよう。

その状況での今の自分で
最大限できることをすればいい。

その状況でのベストを享受すればいい。

そして自身の求めるものが変われば、
次のステージに進めばいい。

本当に

「そういうもの」

なんだと思う。

■だから、

「欲望」と「感謝」

においてもそういうものなのだと思う。

「欲望」に突き動かれ、
今無いものを追い続けるよりは、

今あるものに「感謝」し、
今ある幸福をしっかりと感じよう。

これはこれでとても大切なこと
を言っていると思う。

■ただ、一方で、感謝は

「停滞」

となることもある。

今あるものに満足してしまったら、
もっと良いもの、もっとよい状況を
創り出すという意欲が弱くなってしまうだろう。

そんな際に必要なのが、

「欲望」

である。

もっとお金を、もっと地位を、
もっとよくなりたい、もっともてたい、

そんな自らの欲望を満たすべく、
もっと努力し、

がむしゃらに進んでいくというのも
いいのではないだろうか。

だから、今、自分が必要なものを選択し、
必要な要素を取り入れていけばいい。

■その際に気を付けてほしいのが、
一方の立場を尊重するがゆえに、

もう一方の立場を貶めるような
発言をしないことだ。

完全に否定し、
けなすようなことはやめてほしい。

それは自身の今後を否定すること
にもつながるからである。

だからフラットな気持ちで、
どちらも尊重しているが、

今は一方の立場にいるんだよ
ということを分かっていてほしい。

そんな「中庸」ともいえる立場が
あってもいいと思うのです。

■どちらか一方を選ばなければならない、

YESかNOかの選択しかない、

というのはあまりに視野が狭いと思う。

そんな在り方を世に広めていきたい。

そう思える心構えを伝えていきたい。

コーチングとキャリアコンサルティングを学び、
対人支援を行う身として、

今、本気で提供したいものであり、
今、私が最も感じていることなのです。

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