632道 自分の話は7割しか部下に伝わっていないと思ったほうがいい

上司が部下に指示する際に気をつけるべきこと

仕事をしていると、上司が部下に指示する
というのは日常生活においてよくあることです。

指示た内容が簡単な内容で、
100人中100人が聞いても同じことを思い
同じことができるもの

ならば何も問題ありません。

ただ、仕事のなかには複雑な内容のものもあり

たとえ同じ話を聞いたとしても
人によって受け取り方が違ってくること
もあるはずです。

100%の情報を伝えたとしても
70%しか伝わっていないということが
起こり得るのです。

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情報量の差・情報の受け取り方の差

つまり、人によって

「情報の受け取れる量は違う」

ということなのです。

または、

「いろいろな要因で受け取り方が違う」

ということが起こるのです。

習熟レベルの問題

この受け取り方の違いが起こる
要因としては、

例えば、
部下の仕事習熟レベルによるものです。

入社1年目の部下と入社5年目の部下では、
上司から言われたことでも
受け取れる情報量はまったく違います。

たとえ上司が同じことを伝えたとしても
5年目の人は9割理解できたとしても
1年目の人は7割程度しか理解できないでしょう。

これは純粋に能力的な差によるもの
ともいえます。

相性の問題

ほかにも、相性の問題もあります。

人として苦手な人や好きになれない人
っていると思います。

そういう人が上司だと
部下はどうしてもわだかまりがあり、

それが微妙な食い違いとなる
こともあります。

感性の違い

他にも、感性の違いからくる
受け取り方の違いということもあります。

例えば、仕事のやりがいを

「お金」に重視している人と
「人間関係」に重視している人では、

成果に対するとらえ方や関わり方に違いがあり、
その考え方の違いが情報の受け方をかえてきます。

成果を出すために無理を押し通さなければ
ならない際に、

「お金を稼ぐためだから」

と割りきれたほうが
スムーズにいく場合もあります。

一方で、
顧客のためを思うと無理はいえない

としり込みしてしまうと
行動が加速しない場合もあります。

こうした違う感性をもっていると
仕事現場でも差がでてきてしまいます。

十人十色である存在の集まりが会社である

育ってきた環境も違えば、
受けてきた教育も違う、

影響を受けた事象も違えば
感情の起伏も違う、

まさに十人十色の人々で会社は構成されています。

とするならば、
「自分の考えていることが
100%相手に伝わっている」

と思うことこそが
前提として間違っているものなのです。

自分と相手は違う存在であり、
違う感性を持ち、違う考え方をしている。

だからこそ、
しっかりとコミュニケーションをとり

お互いが考えていることに
齟齬がないかを確認する必要があるのです。

そして特に仕事であるならば、

上司が責任をもって
伝わったかどうかを部下に
確認しなければなりません。

それも単に

「今言ったことわかった?」

と聞けば、
多くの部下人が

「はい、わかりました」

と答えるでしょう。

でも、その「わかった」は、
部下の思考においての「わかった」であって、

上司の思考における「わかっている」
状況とは違う可能性もあるのです。

だからこそ、
本当にわかってやったのか
ということを確認しなければならないのです。

「仕事のアウトプットで
確認しなければならない」

のです。

それを

「オレ(上司)はちゃんと言った。

わかっていないお前(部下)が悪い」

という人がいるのですが、
それは完全に間違っています。

上司の責任逃れの発言でしかないのです。

上司という役割のやりがい

部下ができないのも上司の責任。

上司の言ったことが部下が理解できないのも
上司の責任。

上司ってタイヘンですね(笑)

でもだからこそやりがいがあるし、
周りへの影響力も大きくなっていくのです。

また、他責ではなく自責できる人こそが
上司としてのあるべき姿ではないでしょうか。

上司の方にはそれを「苦」と思うのではなく、
やりがいという「楽」ととらえて

部下の育成や仕事にあたってほしい
と思うものです。

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