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睡眠の質を高めることは副次的に生産性を高めることへつながる。「睡眠の10-3-2-1のルール」
生産性の高い人、
時間を大切にする人、
ハイパフォーマンスを意識する人、
このようにアウトプットを大切にする
多くの人が口をそろえて言うのが
「睡眠」
の大切さです。
1日の3分の1弱を占める睡眠時間を
いかに良質なものとするか、
睡眠の質を整えることは
そのまま人生の質を上げることにつながります。
人間なら誰しも
睡眠時間と活動時間があります。
睡眠時間があるからこそ
活動時間を過ごせます。
その睡眠を単なる寝る時間として
眠る人と、
活動時間によりハイパフォーマンスを発揮するため
に眠る人では、
差がでてくるのは一目瞭然です。
睡眠時間に絶対の正解はない
実際のところ、
睡眠時間は短くていいという
ショートスリーパー型の人もいれば、
最低8時間、いや10時間は必要だという
ロングスリーパー型の人もいます。
どちらの人も
それぞれのスタイルでパフォーマンスを
発揮している現実があります。
なので一概にこれが正しい
ということは言いきれないものです。
ただ、社会人の多くの人は6~7時間ほどの
睡眠時間で行動していますが、
これでは足りないという結果もあります。
この睡眠時間が日常的になると
5%のアルコールで酔っているのと
同じ状態になる
という研究結果もあるのです。
そしてこの疲れは週末の睡眠で
取り戻すことはできないというのです。
仕事が忙しかったり、
趣味の時間に没頭すると多くの人が
「睡眠時間を削る」
という方法を取ります。
これが一番簡単に余剰時間を増やす
手段だからです。
確かに、毎日の睡眠を無理して1時間減らすと
年間で365時間を増やせることができます。
でも、その方法をこれから先も
ずっと取り続けることは難しいでしょう。
睡眠時間を短くして
時間をつくり活動時間を生み出す方法は
短期的な手法でしかありません。
長期的にみると、
「その1時間を眠ることで
倍にも相当する能率が得られる」
ということも考える必要があるのです。
そんな質の高い睡眠を確保する目安が
クレイグ・バランタイン氏が紹介していた
「10-3-2-1のルール」
です。
睡眠の質をあげる「10-3-2-1のルール」
これは就寝時間を基準にして、
・10時間前にはカフェインを控えるようにする
・3時間前には食事も控える
・2時間前には仕事をするなどの緊張感を高める作業を止める
・1時間前には液晶スクリーンを見るのをやめる
というものです。
10時間前からカフェインを減らすのは、
体内での分解に通常6~9時間程度の時間が
かかるからです。
3時間前に食事をやめるのは消化によって
睡眠が阻害されるのを防ぐためです。
2時間前、1時間前に
仕事を液晶スクリーンを見るのをやめるのは、
緊張を解き、スクリーンの強い光の影響を避け
眠りに入りやすくするためです。
同じ7時間の睡眠であっても
その質を高めるためにできることをする、
というのは
稼働時間でのパフォーマンスを考慮すると
やって損はないものです。
睡眠の質を上げることに無駄はない
理想の睡眠時間は人によってさまざまです。
本屋にならんでいる本では
短時間睡眠の本が多いかもしれません。
実際のところ睡眠時間は
7時間~10時間とまちまちなものです。
ただ一つ言えることは
睡眠時間に関しては人それぞれ適正は
あるかもしれないけれど、
睡眠の質を高めることは
誰にとっても有効なものである、
ということ。
なので
睡眠の質を高めることは誰しもが
大切にすべきことであると思うのです。