331道 原点回帰

皆さんにとって、

「原点」

というと何を思い浮かべますか?

私にとっての「原点」とは、
新入社員で入社した会社での経験です。

そこでの経験、学びが今の自分を
形作ったといえます。

もちろん、それまでの人生すべて
意味があるものだと思っています。

それらが最初にまとまったのが、
新卒で入社した会社なのです。

■その会社は当時のワタミという会社です。

居酒屋の店舗勤務を7年間やっていました。

今はもう退社し、別の仕事をしています。

ただ、この度久しぶりに別の会社ではありますが、
飲食店でヘルプ勤務をすることがありました。

そこで感じたことが自分にとって

「原点回帰」

だったのです。

今日はそれをお伝えしたいと思います。

■飲食店での仕事というのは、
すべての商売の基本であると思うのです。

お客様にサービスを提供し、
その対価としてお代金をいただく。

それが食べ物という人の生存に関わるもので、
なおかつ目の前で直接やり取りが行われるのです。

ダイレクトにお客様の反応がわかります。

飲み物が遅ければ、直接指摘をいただきます。

料理が美味しければ、その場で褒めてもらえます。

初めての来店でも、
こちらの関わり方でいくらでも仲良くなれます。

今、この場でのアクションで、
お客様との関わり方はいかようにでもなり、

それが今日の売り上げになるのです。

■たった2,3時間の滞在時間で
我々はお客様と取引をしているのです。

料理と飲み物を注文いただき、提供する。
その繰り返しの中で満足してもらうのです。

■その空間は、見方によってはシビアです。

現実としてそんなことはないですが、
満足しなければお代金をいただけないということが
あってもおかしくはないのです。

それが直接目の前でやり取りできるというのは
とてもシビアで、かつ緊張感のあるものです。

もちろん、快適な空間を提供するために
従業員が緊張しているなんてことはあってはならないので、
実際に緊張している必要はありません。

ただ、本来の気概としては
緊張感で満ちているべきなのです。

■今、私がメインでしている就職支援の仕事は、
BtoBの仕事なのでお客様から直接お代金をいただくことは
ありません。

そしてお客様のお代金も自分自身のお金ではなく、
会社のお金です。

支払いも一カ月先です。

だからこそ飲食店に比べ、直に感謝をもらう
ということがありません。

また仕事で感動するということが
しにくいように思います。

だからこそ久しぶりの飲食店勤務は
とても学ぶものがありました。

改めて商売というものを考え、
お客様の満足について考え、
仕事のやりがいを考えたのです。

■大学を卒業し、新卒として
飲食店に勤務すると決めたあの日の
自分の決断は正しかったと思います。

あの日の決断があり、
7年間の経験があったからこそ
今の自分があります。

「いつも笑顔で、元気よし」

「どんな時でも周囲の状況に目を配る」

「相手の表情の変化を見逃さない」

「空気をよみ、空気をつくる」

「自分の関わり方で人間関係を良くすることができる」

そんな自分になれたと思っています。

■自分の原点に立ち戻る。

そうすると新たな発見や改めての気づきが
ありました。

みなさんにとっての「原点」とは何でしょうか?

今振り返ると何を感じますか?

是非とも一度考えてみてはどうでしょうか?

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