933道 仕事を教わる方・仕事を教える方の両者が備えておくべきそれぞれの心構えについて

仕事人の心構え

仕事を教わる方・仕事を教える方の両者が備えておくべきそれぞれの心構えについて

この時期は新入社員が入社したり、
部署異動があったりとで、

人の動きが多くなるものです。

その際によく起こる問題として

「教える側と教わる側のギャップ」

というものがあります。

それぞれの立場に
それぞれの思いがあって、

「思っていても言えない」
「わかっていてもできない」

ということもあるものです。

なので、

「教わる立場」にせよ
「教える立場」にせよ

それぞれのが気を付けておくべきことを
私なりにお伝えしたいと思うのです。

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仕事を教わる立場の方が持つべき心構え

初めての仕事というものは

やったことがないわけですし、
すぐにできるものではありません。

そこで大事なのは

「わからないことは聞く」

ということです。

わからないことは遠慮なく聞くべし

そんなの当たり前だと思うかもしれませんが、
場合によっては難しいものでもあるのです。

よくある場合が、

「聞く相手がとても忙しそうで気軽に聞けない」

というものです。

先輩の仕事は教えるだけではありません。

自分の仕事ももっています。

そんな先輩が忙しそうにしていたり、
顧客対応でイライラしていたりすると、

本当に聞きづらい雰囲気になるものです。

そのため、
自分なりの考えで仕事を進めても、

趣旨からズレていたり、
トンチンカンなことをしていたり、
クオリティが低すぎがりと、

結局はやり直しになることもよくあります。

先輩に遠慮して確認を怠り、
その結果として再度やり直す時間と費用は、

全体としてみると
不毛なものでしかありません。

一方で、
忙しそうにしている先輩も、
本当に忙しいかはわからないものです(笑)

そんな風に見えるだけかもしれません。

また本当に忙しくて、

「後にして」

と言われるかもしれないし、
すんなり答えてくれるかもしれません。

いずれにせよ、それは、

「聞いてみないとわからない」

ものなのです。

空気をよんだり、気を使うのは
とても良いことですが、

相手の状況というのは
コチラがどんなに頑張っても
わかりえないものなのです。

気遣う言葉で話かけてみる

なので、

「お尋ねしたいことがあるのですが、
今、よろしいですか?」

と、相手を気遣う一言から入るのがおススメです。

それから先、すぐ対応してくれるかどうかは
相手にお任せすればいいのです。

今が無理ならいつなら時間が取れるか
という相手の都合を伺うのです。

これが、
自分も相手も無理をしないし、
相手にも負荷をかけすぎない、

コツなのです。

まとめると

「わからないことを聞く」

というのは、

仕事を早く覚えるため、
仕事をスムーズに行うため、
お互い気持ちよく仕事をするため

に必須事項です。

変に気を使って聞かないというのは
誰のメリットにもならないということを
覚えておいてほしいのです。

仕事を教える立場の方が持つべき心構え

仕事を教える立場の人へ
伝えたいことは

「聞きやすい状況を作ってあげてね」

ということです。

あなたの当たり前も先輩から教わったものである

今では当たり前になったことや、
慣れた仕事であっても、

「初めての経験」

というものがあって
そこから紆余曲折あって
今の自分に至っています。

自身が新入社員だったころを振り返れば、
すべてが初めての経験だったはずです。

そんな「初めて」のことでも、
多くの人の教えや指導があったからこそ

今に至っているはずです。

でも、経験年数が長くなったり、
慣れてきたりすると、

そうした様々なことが

「当たり前」

になってきます。

当たり前になること自体は、
自身の成長の証でもあるので
何の問題もありません。

でも、その

「当たり前」

は今のあなたの当たり前であって、

初めての方や知らない方にとっては

「当たり前でない」

ものです。

だから、
自身にも「初めて」があったことを思い出し、

わからないことを聞く人達に、

時には優しく、時には厳しくも
知り得ることを教えていただきたい

と思います。

特に教える側は、

「教わる側」

「教える側」

のどちらも経験しているので

今までの知識と知恵を総動員すると
より良いハイレベルでの指導ができ得るものです。

そして
教わる側の心理としては、

「こんなことも知らないの?」

と思われることを恐れて聞けなかったり、

「前も教えたよね?」

と言われるのが怖くて聞けなかったり…、

と心理的な抵抗もあるものです。

それを気遣えるのは

「教える側の在り方」

でしかありません。

経験値が豊富なのは「教える側」なので、
是非とも積極的に関わってあげてください。

教わる側・教える側の両者で同じゴールへ目指して共同していく

両者のゴールはともに、
会社への貢献だと思うので、

そこに向かって共に進める環境づくりは
とても大切だと思います。

教わる側の成長が会社への成長につながるし、

教える側の成長があってこそ
教わる側がのびのびと輝けるもの。

お互いより仕事人としてスキルアップしたいものですね。

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