何かを始めるきっかけを自ら作るのは難しい。
そう思うのです。
■私は、今キャリアアドバイザーの資格取得に向けて日々勉強しています。
そこでは、情報共有ということもあり、
一緒に講座を受けた仲間でコミュニティーを作っています。
一次試験は筆記試験なので、それぞれ各自が勉強時間を確保し、
出題範囲を勉強するか否かが重要なのです。
ほとんどの人は社会人なので、仕事をしながら
勉強時間を確保することになります。
そのため自分自身との戦いになります。
仕事終わりの疲れと、眠さに負けないように
いかに勉強していくかが問われます。
そのように一人で勉強していると
ちょっとしたことで勉強しないこともあるのです。
「今日はとても疲れたから勉強しなくてもいいかな・・・」
「明日の仕事の準備があるから今日は勉強出来ないな・・・」
「子どもが体調不良で面倒みないといけないから・・・」
「今回は勉強時間が確保できないから試験をパスしようかな・・・」
このように言い訳を始めてしまうものなのです。
■このように自分の意思だけで勉強しようと思うと
ちょっとしたことでサボってしまう。
それを過去の体験から知っていた自分は、
仕組み作りをしようと提案しました。
それは、毎日の勉強時間をみんなと共有しようというものです。
「今日は2時間勉強しました」
「休みだったので8時間勉強しました」
「こんな勉強方法をしています」
「ここの範囲は要注意だと思います」
そのように周りに宣言することで自分は勉強していることを
全員と共有するのです。
勉強時間を報告しなければならないから、
ちょっとでもいいから勉強しよう。
周りの人とやると決めたのだから、
疲れたけど勉強しよう。
そう思えるようにしたかったのです。
■そのため私は率先して日々勉強時間をアップしていました。
しかし、その毎日の勉強時間のアップを始めて一か月たったとき、
ふと中断してしまうことがありました。
面倒だと思うことはありましたが、
止めたいと思うことはありませんでした。
ただ何となく~という感じでアップを中断してしまうと
そのまま一週間続いてしまっていました。
本当にちょっとした気の緩みなのです。
私自身も気づいたら一週間もアップしていなかった!
そう驚くぐらいなのです。
しかしとある「きっかけ」がなかったら、
そのまま中断し続けていたかもしれないと思うのです。
それくらい自分の意思というものは弱いのだな、
改めてそう思いました。
■しかし私は戻ってくることが出来ました。
それは「きっかけ」があったかです。
その「きっかけ」とは、
『仲間からの一言』です。
『最近アップしていないね。大丈夫?』
たったこれだけです。
しかし、私にとってみればこの一言で十分だったのです。
もともとやる気はあったのですが、ふとしたことで
勉強時間のアップが途絶えていたのです。
何かしらの「きっかけ」があればすぐに始めれらたものなのです。
ただその「きっかけ」を自分自身で作り出すことが難しいのです。
そんな「きっかけ」をくれるのは、他者なのです。
同じ思いを共有する仲間だったのです。
■自分一人で何かを成し遂げるのは難しいことです。
どんなに一人で頑張っていても、
認めてくれる仲間がいなければ続けられない。
どんなに一人で頑張っていても、
気持ちを共有できる存在がいなければ続けられない。
今回改めてそう考えさせられました。
そして改めて仲間の大切さを思うのです。
ふとした時に「きっかけ」や「気づき」をもらえるような
環境に身を置くことはとても重要なことなのです。