■よく
「自分がいる業界の常識は、
他の業界にとっては非常識である」
そんな話を聞くことがあります。
だから既存の観念に捉われることなく、
様々な視点から物事をみるようにしましょう
という意味だと思うのです。
■これは仕事における考え方にも
当てはまります。
「自分の常識は、お客様の非常識」
特に取引を始めたばかりのお客様に
専門用語を使っていても、
意図が伝わらないこともあるだろし、
同じ業界の方だからといって、
とある物事の捉え方は会社によって違うでしょう。
それをさも当然のように
考えていると、
丁寧ではない営業マン
という印象を持たれるかもしれません。
■はたまた、
仕事のみならず、
社会で生活するすべての人にも
当てはまることもあります。
「私の常識は、周りすべての人の非常識」
自分が正しい、
自分の考えは、他の人もそう思っている。
このような前提で物事を進めていると
いつかトラブルが起こるかもしれません。
ちょっとした言葉の使い方や愚痴等は、
自分が考えてもいなかった
捉え方をされてしまい、
関係性を悪くしてしまうかもしれません。
使う言葉の意味や場所やタイミングには
注意する必要があるのです。
■実は今日も似たような経験をしました。
私(神田)が、自転車で
横断歩道の信号待ちをしていたところ、
交通整備のおじさんが、
通学中の小学生らしき子に
「おはよう」と大きな声であいさつを
していました。
ところが、その小学生は
まったくの無反応だったのです。
私(神田)としては、
おじさんがあいさつしているのに、
あいさつを返さないなんて
けしからん子どもだ、
そう思ってしまいました。
しかし、あいさつしたおじさんは
特に気にした様子もなく、普通でした。
そこでふと思ったのです。
もしかしたらおじさんは、
「声をかけることだけ」
で満足しているのかもしれない。
それを
「挨拶をしたら、
挨拶を返さなければならない」
というのは、私(神田)が思い込んでいる
ことかもしれない。
そう気付き、そう思ったのです。
■実際に、
小学生には聞こえていなかった
だけかもしれないです。
もしかしたら、万が一に
耳が聞こえないかもしれないです。
それを、私(神田)の
価値観だけで判断してしまうのはよくない
と思うのです。
自分の「常識」だけで
決めつけてしまうのは間違っているかも
しれないのです。
反省と共に改めて気づいたことでした。
ふとしたことから
「自分の中にある
気づいていない自分だけの判断基準」
について考えてみたのです。