さて、昨日からの続きです。
またお付き合いください。
■例えば、スポーツ等のコーチは
一つの動きを表現するにも、たくさんの言葉を持っている。
腰の回し方や腕の振りかたでも
違う言葉で表現できるのだ。
それは、自分自身はわかる言葉でも、
他の人に同じ動きを伝えるためには、
一つの表現で足りるとは限らない。
だからこそ、
自身の動きを伝えるための
様々な言葉を持っていなければならないのだ。
こうした言葉の集積こそが重要なポイントなのである。
自分を律する言葉を持っていないと、
日々に押され、流されていく。
自分の指針となる言葉が必要である。
聞いたことがある言葉と
言葉が頭に常駐する状態は全く違う。
いい言葉は常に上書きする必要がある。
毎日シャワーのように浴びる必要がある。
いい言葉で脳内を埋め尽くす必要があるのだ。
このようにして、
一つづつでも言葉が集まれば、戦闘力となり、
ストーリーとなる。
そうすれば、
弱い自分と強い自分がいても、
弱い自分に負けなくなる。
言語収集を呼吸のようにおこないたい。
■たくさん本を読んで、
内容を忘れてしまう人がいます。
それは、復習していないからです。
復習が足りないのです。
アウトプットできるまで、話続け、
書き続ける必要があるのです。
行動に起こせ、
再現できるように復習する必要があるのです。
そのために「書く」ことが有用。
書くために、
読む、考える、表現する、話すというプロセスがあり、
それが知識の習得へとつながる。
本に関しては、数よりも、
自分の言葉として表現できる珠玉の一冊を持つほうがよい。
■自分の中での良い言葉もいつか陳腐化してしまう。
それは手垢がついてしまうことであり、
新鮮味がなくなるということである。
それを新たに表現する必要がある。
例えば、
言葉を輸入する必要がある。
それを加工し、再び輸出する。
加工貿易が必要。
いい言葉を自分の言葉にできれば、
武器となる。
その武器が強くなるほど、
所得格差ならぬ、言語格差に勝てるのだ。
自分なりのオリジナル教科書を編纂しよう。
■毒素系の人
やりたい事はわかっているのにできない人がいる。
エネルギー、やる気はあるのに、
ぶつける先がない人がいる。
そうした人はエネルギーが貯まり溜まって
腐って、毒素となってしまう。
しかしやる気はあるので、
ビジネス書等を読み、エネルギーを回復する。
ただぶつける先がない。
湧いてくるエネルギーと
未来へつながる行動の
バランスを均等化させる必要がある。
そんな人は「人に会おう」
エネルギー量の高い人は、
エネルギーを消費させてくれる人でもある。
やる気と行動は比例しなければならないのである。
■プログラミングだと、
バグがあれば暴走して止まる。
しかし人生における
人のバグは顕在化しないのである。
バグをバグと認識していないのである。
そのため、定期的にバグの点検をしなければならない。
そのためにも基本OSとなる思考を常に磨かなければならない。
■ブログ、文章を書く事に飽きてきた。
そんな時は、他人のコメントをもらおう。
褒めてもらおう。
その喜びを力として再びはじめよう。
ただ言葉を集めることに、
新たな言葉を貯めることに喜びを感じることがベストである。
■さてさて、二日間にわたり、
私の振り返りにお付き合いいただきました。
改めて、言葉を持つ人の影響力を
感じます。
例えば、
私(神田)ならば、
一つの事を説明するのに
一つの文章しか出てこないが、
一つの事を説明するのに、
二つ三つの言葉が出てくる人がいる。
まさに鮒谷さんがそうです。
読み手がしっかりとイメージできるように、
そして印象に残るように、
何度も言葉を重ねながら伝えることができるのである。
このように
言葉を連ね、重ね、交わせることができる
語彙力とイメージ力を身につけていきたい。
決意と共に表明いたします。