513道 信頼残高を増やし、人間関係を豊かにする

銀行の預金口座はお金を入れれば残高が増え、
引き出せば残高が減ります。

同じように人と人の関係にも

「信頼という口座」

のようなものがあると
スティーブン・R・コヴィー氏はいいます。

『7つの習慣』人格主義の回復 スティーブン・R・コヴィー著

人に対して礼儀正しく接し、親切にし、約束を守れば

「信頼口座」

の残高を増やすことができます。

つまり信頼残高が増えていきます。

信頼残高とは、

「ある関係において築かれた信頼のレベルを表す比喩表現」

であり、コヴィー博士は

「その人に接する安心感」

とも表現しています。

残高がたくさんあればその信頼関係を利用すること、
つまり残高を引き出すことも可能です。

残高が増えれば増えるほど、
あなたが何か失敗しても、

残高からかいくらか引き出すだけで、
あなたとの信頼関係は崩れません。

少々言葉が足りなくても、
あなたが言いたいことは相手に伝わるでしょう。

そうして
信頼口座の蓄えが大きければ、
コミュニケーションを円滑に保つことができます。

信頼残高を増やすために

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相手を理解する

最も重要な預け入れの1つです。
すべての預け入れの基礎になります。

相手を理解してからでなければ、
その人にとって何が預け入れになるかわからないのです。

小さなことを大切にする

ちょっとした心配や気配りはとても大切です。

ほんの少し思いやりが足りなかったり
礼儀を欠いたりしただけで
大きな引き出しになったりします。

人間関係では、小さなことが大きな意味を持つものです。

約束を守る

約束を守ることは大きな預け入れになります。

逆に約束を破れば、大きな引き出しになります。

約束を守らなくてもいいと思っている人は
ほとんどいないと思いますが、

有能な人ほど、自分の都合を優先する
傾向があるのではないでしょうか?

また優しい人ほど、
人の役にたちたいという気持ちで
無理な約束をしてしまうこともあるでしょう。

ただ、約束したことを守れなかったときの
損害の大きさを考えると、

何でもかんでも約束すればいいというものでは
ないのです。

期待を明確にする

何を期待するかはっきりしておかないと、
必ず誤解を生み、
相手を失望させ、

信頼を引き出してしまいます。

仕事はもちろんのこと、
人間関係においても

誰が、いつ、どこで、どのように、
どこまで、誰とやるのか

ということを明確にしておきましょう。

誠実さを示す

誠実さは、さまざまな預け入れの基礎になります。

信頼残高を増やすためにいくら努力しても、
誠実さがなければ残高はたちまちゼロになりかねません。

引き出してしまったときには心から謝る

信頼口座から引き出してしまったときには、
心から謝らなければいけません。

謝るというのは、
簡単なようで誰にでもできることでは
ありません。

プライドもあるし、
弱みを見せたくないと
思う人もいるでしょう。

ただ、多くの場合、
単なる勘違いについては、
すぐに謝りさえすれば、大概の人は許してくれるものです。

このように、
信頼残高を増やし、人間関係を大切にすることで
人生の豊さは格段に増えます。

目に見えないものだからこそ、
文字化して意識することが必要だと
思うのです。

何かの参考になればと思います。

今日の記事の参考図書

『7つの習慣』人格主義の回復 スティーブン・R・コヴィー著

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