248道 自分の感受性くらい、自分で育てなよ

自分の感受性くらい、自分で育てなよ

とある人の推薦で、
詩集を読んでいます。

その中から一つ紹介したい詩があります。

■茨城のり子さんが書いた

『自分の感受性くらい』

という詩です。

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ぱさぱさに乾いてゆく心を

人のせいにはするな

みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを

友人のせいにはするな

しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを

近親のせいにはするな

なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを

暮らしのせいにはするな

そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を

時代のせいにはするな

わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい

自分で守れ

ばかものよ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

■起こる様々な現象を
他人のせいにしたり、環境のせいにしてしまうことって
あると思います。

百歩譲って起こる事象ならまだしも、

自分自身の感情や感受性といったものは
せめて自分で守り育てていこう。

そんな当たり前のことを感じさせてくれる詩だったのです。

■詩はその人の感性を言葉にしたものです。

なので、
人それぞれ感じ方は違うと思います。

みなさんはどのように感じましたか?

それを言葉にしてみるとどんなことに気がつくでしょうか?

それこそがあなた自身の感受性なのです。

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