396道 大事なものは、たいてい面倒くさい

めんどくさい

 大事なものは、たいてい面倒くさい

「プロフェッショナル 仕事の流儀」

宮崎駿スペシャル 風立ちぬ1000日の記録」

にて宮崎駿氏が作業しながら
語っていた言葉に
多くの方々が共感、感動したのです。

私自身もその一人です、

その言葉とは

「大事なものは、たいてい面倒くさい」

というものです。

■驚いたことに、宮崎駿監督は
日々の作業中に結構の回数で

「面倒くさいなあ」

「まことに面倒くさいよね」

「あー 面倒くさい」

「面倒くせえぞ」

という言葉を乱発しているのです。

私の勝手なイメージとして
黙々と真摯に作業をしている

と思っていたのですが、
口ではとても「面倒くさい」を
述べているのです。

■とはいえ、面倒くさいからやらない
ということではないのです。

面倒くさいと言いならがらも
手は動かします。

面倒くさいと言いながらも、
「風立ちぬ」のとある4秒程度のシーンに

1年半くらいの月日をかけて
細部の細部にまでこだわっているのです。

でもその作業中は本当に面倒なんだと思います(笑)

■私自身も、たった1000文字程度の
文章を書くだけでとても

「あー、面倒くさーい」

と思うことは多々あります。

ただ、面倒くさいけど
書くのです。

自分の想いを言葉にするために
あーだこーだ考えながら書くのです。

これは、結局のところ、

「書きたいから」

だと思うのです。

同じような考えや悩みを持っている人の
何かしらの参考になればと思って
書くのです。

その作業だけを見ると本当に面倒なのですが、
その先にある未来というか、
届けたい人のことを考えると、

結局は

「自分が書きたい」

ということなのだと思うのです。

■宮崎駿監督はこうも言っていました。

『面倒くさいっていう自分の気持ちとの戦いなんだよ。
何が面倒くさいって究極に面倒くさいよね』

『面倒くさかったらやめれば?』
『うるせえな』ってそういうことになる。

『世の中の大事なことってたいてい面倒くさいんだよ。』

『面倒くさくないところで生きていると、
面倒くさいのはうらやましいと思うんです』

口では面倒くさいと言いながらも、

大事なことは面倒くさいとわかっているから

手を抜かない。
手を抜けないということなのだと思います。

面倒なことは一般的にはネガティブな
印象だと思うのですが、

面倒だから本気で取り組み
価値を高める必要がある、

そのように変換できるのだと思います。

■なので、皆さんも、
面倒なことがあれば、ネガティブに捉えるのではなく、

「ハイクオリティな価値を追求するチャンス」

だと思って取り組んでみてはどうでしょうか?

きっと新たな発見があるはずですから。

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