大事なものは、たいてい面倒くさい
「プロフェッショナル 仕事の流儀」
宮崎駿スペシャル 風立ちぬ1000日の記録」
にて宮崎駿氏が作業しながら
語っていた言葉に
多くの方々が共感、感動したのです。
私自身もその一人です、
その言葉とは
「大事なものは、たいてい面倒くさい」
というものです。
■驚いたことに、宮崎駿監督は
日々の作業中に結構の回数で
「面倒くさいなあ」
「まことに面倒くさいよね」
「あー 面倒くさい」
「面倒くせえぞ」
という言葉を乱発しているのです。
私の勝手なイメージとして
黙々と真摯に作業をしている
と思っていたのですが、
口ではとても「面倒くさい」を
述べているのです。
■とはいえ、面倒くさいからやらない
ということではないのです。
面倒くさいと言いならがらも
手は動かします。
面倒くさいと言いながらも、
「風立ちぬ」のとある4秒程度のシーンに
1年半くらいの月日をかけて
細部の細部にまでこだわっているのです。
でもその作業中は本当に面倒なんだと思います(笑)
■私自身も、たった1000文字程度の
文章を書くだけでとても
「あー、面倒くさーい」
と思うことは多々あります。
ただ、面倒くさいけど
書くのです。
自分の想いを言葉にするために
あーだこーだ考えながら書くのです。
これは、結局のところ、
「書きたいから」
だと思うのです。
同じような考えや悩みを持っている人の
何かしらの参考になればと思って
書くのです。
その作業だけを見ると本当に面倒なのですが、
その先にある未来というか、
届けたい人のことを考えると、
結局は
「自分が書きたい」
ということなのだと思うのです。
■宮崎駿監督はこうも言っていました。
『面倒くさいっていう自分の気持ちとの戦いなんだよ。
何が面倒くさいって究極に面倒くさいよね』
『面倒くさかったらやめれば?』
『うるせえな』ってそういうことになる。
『世の中の大事なことってたいてい面倒くさいんだよ。』
『面倒くさくないところで生きていると、
面倒くさいのはうらやましいと思うんです』
口では面倒くさいと言いながらも、
大事なことは面倒くさいとわかっているから
手を抜かない。
手を抜けないということなのだと思います。
面倒なことは一般的にはネガティブな
印象だと思うのですが、
面倒だから本気で取り組み
価値を高める必要がある、
そのように変換できるのだと思います。
■なので、皆さんも、
面倒なことがあれば、ネガティブに捉えるのではなく、
「ハイクオリティな価値を追求するチャンス」
だと思って取り組んでみてはどうでしょうか?
きっと新たな発見があるはずですから。