一喜一憂しすぎないことが大切なのです
中国にこんな故事・ことわざがあります。
「禍福は糾える縄の如し」
(かふくはあざなえるなわのごとし)
その意味は
「災いと幸福は表裏一体で、
まるでより合わせた縄のように
代わる代わるやって来るもの」
という意味です。
そうなのです!
人生は良いことだけ起きるわけでなく、
悪いことも起きます。
同様に、悪いことが起これば、
よいことも起きます。
それが人生というものです。
■しかし、悪いことが起きたとき、
必要以上にそのことを嘆くことがありませんか?
まるでこの世の終わりのように
どん底に落ちているように感じていないでしょうか?
多くの人は、その悪い出来事に直面すると、
思考や行動がどんどんネガティブに
なってしまうのです。
それが悪循環となって
より負のスパイラルにはまっていってしまっています。
しかし、前に述べたように、
人生は悪いこと良いこと両方起きるのです。
そのため、悪いことが起きた際には、
そのことに悲観するのではなく、
次に起こる良いことを期待して、
準備すればよいのです。
「それを乗り越えたら、
どんな風に成長できるだろうか?」
「ここからどんなことが学べるのだろうか?」
「この出来事で自分は
どれだけ成長できるのだろうか?」
など
自分自身に質問してみてください。
その質問の答えから、
何か良いアイディアが思いつくかもしれません。
■悪い出来事があるからこそ、
成長があり、学びがり、幸せがあるのです。
すべてが良いことだけならば、
それを良いことと感じられなくなるのが
人間の不思議なところなのです。
「悪い出来事」があるからこそ、
良い出来事があった際に「幸せ」を感じられるのです。
「良い出来事」があるからこそ、
悪い出来事を悪く感じ、
次の良い出来事を「幸せ」と感じられるのです。
どちらもその時に適した感じ方、とらえ方を
すればよいのです。
必要以上にどちらかに傾きすぎないことが
重要なのです。
■そう考えると、
今直面している出来事の印象が
変わってくるのではないでしょうか?
物の見方を変えるだけで
捉え方は大きく変わってくるものなのです。
自分の人生に起こる物事を否定しすぎるのではなく、
肯定的にとらえてみることをおススメします。