物事の見方を変えれば、
今見ているあなたの世界が変わります。
今日も松下幸之助氏の本からのご紹介。
もはやお馴染みの?
「道をひらく」
です。
『見方を変える』
富士山は西からでも東からでも登れる。
西の道が悪ければ東から登ればよい。
東がけわしければ西から登ればよい。
道はいくつもある。
時と場合に応じて、自在に道を変えれば
よいのである。一つの道に執着すればムリが出る。
ムリを通そうとするとゆきづまる。
動かない山を動かそうとするからである。
そんなときは、山はそのままに身軽に自分の身体を
動かせば、またそこに新しい道がひらけてくる。
何ごともゆきづまれば、
まず自分のものの見方を変えることである。案外、人は無意識の中にも一つの見方に執して、
他の見方のあることを忘れがちである。そしてゆきづまったと言う。
ゆきづまらないまでもムリをしている。
貧困はこんなところから生まれる。
われわれはもっと自在でありたい。
自在にものの見方を変える心の広さを持ちたい。
何ごとも一つに執すれば言行公正を欠く。
深刻な顔をする前に、
ちょっと視野を変えてみるがよい。それで悪ければ、また見方を変えてみればよい。
そのうちに、本当に正しい道がわかってくる。
模索のほんとうの意味はここにある。
そしてこれができる人には、ゆきづまりはない。
おたがいにこの気持ちで、繁栄への道をさぐって
みたいものである。
■この世は平等ではありません。
環境が違えば、受けてきた教育も違います。
所得の多さも人によってさまざまです。
身長の高さ、低さも人それぞれです。
能力の有無も確実にあります。
しかし、たった一つだけ平等なことが
あるとすれば、それが
「物事の見方」
になると思うのです。
■不平等がある状況であったとしても、
その状況をどう捉え、
何を感じ考え、
どう今後の生活に活かしていくのか、
という
「物事の見方」
だけは誰しも平等にできると思うのです。
■もし今の環境に不満があるのならば、
是非とも見方を変えてみましょう。
新たな発見があるかもしれません。
今の生活に充実感を感じられないならば、
是非とも見方を変えてみましょう。
何かのきっかけが得られるかもしれません。
仕事で行き詰まりがあるならば、
是非とも見方を変えてみましょう。
新しいビジネスチャンスが
見出せるかもしれません。
人間関係で悩みがあるならば、
是非とも見方を変えてみましょう。
案外あなたの誤解だったりするのです。
■「見方を変える」
だけで見えてくる世界の景色が違ってきます。
眼鏡をかけていた人がコンタクトレンズに変えた時の
見え方の違いに感激するくらいです。
(わかる人にしかわからないですね・・・(笑))
または、
今まで自分がかけていた色眼鏡を
外して、世界の色が変わる感覚です。
以前に体験したことがある人も、
まだその体験がない人も、
この機会に是非とも
「見方を変える」
ことで
「自分の世界を変える」
ことにトライしてみましょう!!