581道 二種類の努力を忘れてはならない

幸田露伴が書いた努力論の中にこんな話があります。

二種類の努力を忘れるな

努力というものは、よく見れば二種類ある。

一つは「直接の努力」。
もう一つは「間接の努力」だ。

直接の努力というのは、さしあたっての当面の努力で、
目の前のことに全力を尽くすことだ。

間接の努力というのは、将来に向けて準備を行う努力、
基礎となる努力だ。

たとえば、基礎となるデッサンを勉強せず、
ただ自己流に絵を描いているのでは、

いくら一日中食事もせず必死に描いていたからといって
傑作は生まれないだろう。

二種類の努力があることを忘れてはいけない。

努力論-幸田露伴-

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目の前のこと、将来のこと両方に取り組む思考

大前提として、
目の前のことに全力で取り組むことは必要です。

でもそれだけでは足りないというのです。

将来を見据えた思考と行動が必要なのです。

ともすると、我々は
今を精一杯生きることに必死になってしまいます。

それはそれで重要で大切なことなのですが、

その先にある将来のことにも準備するため
土台となる基礎は築いておかなければならないのです。

当たり前のことかもしれないですが、
改めて考えると

「できていないことだが、必要なこと」

だと思うのです。

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