1257道 あなたのその発言は確かに正論。でも人を傷つける

正論とコミュニケーション

先日のとある雨の日。

二人の人とすれ違いました。

その時の出来事で思うことがあるため
ここで共有いたします。

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Contents

その正論は世のため?自分のため?

一人は男性です。
雨の中、傘をささずに自転車に乗っていました。

その男性は交差点の近くで、
別の傘をさしながら自転車を漕いでいる人と
すれ違いました。

そしてすれ違いざま、
こう言い放って去っていきました。

「傘さしながら自転車乗るんじゃねーよ」

もう一人は女性です。

朝の電車はとても混雑していますよね。

その女性が目的の駅で降りる際に、
こう言い放って降りていきました。

「じゃまじゃま、道を空けろよ。
降りれないじゃないか!」

さて、あなたはどう思いますか?

言っていることは間違っていない。でも…

どちらの人の発言も間違ってはいません。

自転車に乗りながら傘を差すのは
危ないのでやめたほうがいいですよね。

電車の入り口を開けないのは
降りる人に迷惑なのでやめたほうがいいですよね。

言っていることは「正論」なので
間違ってはいません。

でも、正直なところ、
周りで聞いている人(私)からすると

「ちょっと不快」

でした。

その人達のイライラの感情を、
個人的な心情を、

ただぶつけられているようで、

嫌な気持ちになりました。

正論であるため、
言っている本人からすると正当性をもって
発言しているのかもしれません。

でも、純粋に聞いている人からすると、

「世のため、人のためを思っての正論」

「自分の感情をぶつけるための正論」

では、
受け取り方が大いに違うのです。

そのことは認識しておくべきだと思うのです。

コミュニケーションは相互理解である

人間には感情があります。

どんなに正しい理屈だけでは納得できないものです。

「理解はできるけど、納得できない。」
「わかるけど、やりたくない。」

ということもあるものです。

そんな人と人が上手に関わるためには
相手の感情にも配慮したコミュニケーションが必要なのです。

自分の想いや感情だけを一方的に押しつけるのは
コミュニケーションではありません。

相互に理解し合うための会話こそが
在るべきコミュニケーションなのです。

あなたのコミュニケーションは
独りよがりの感情的なものになっていませんか?

自戒もこめて気をつけたいものです。

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