<69号 新たな事を始める際に必要な事>

何か新しい事を始める時って
ありますよね。

特に仕事において、現状では出来ていないことを
改善するために新たなルールや取り組みを決めるだったり
することありますよね。

それってすぐに定着するものでしょうか?

なかなか定着しないと思うのです。

「今の業務で手一杯である」

「必要なのはわかるけど、実際には出来ない」

「またいつもの改善が始まった・・・
どうせ長続きしないのに・・・」

「無理無理、出来ないよ、やらないよ」

それぞれ個人が思うことはあるでしょう。

しかし会社の場合、戦略として取り入れられた場合
やらざるを得ないのです。

その際にいかにして仕組みにしていくのかが、
ラインマネージャーの役割だと思います。

■一番効果がないのが、

「やろうと発表すること」

そして後は各自に任せるということ。

具体的方法は示さず、大まかな趣旨だけ伝えるにとどまる。

指示を受けた人達が自主的に考え、行動できる集団なら
よいですが、もし指示待ち型の人ならば行動に移せないのです。

「言って終わり」
「お願いしたら後はやって」

は一番効果がないのです。

そういう人に限って成果の確認というものもやらず
指示すれば終わりと思っているような気がします。

■次によくあるのが、
発表し、具体的方法まで指示することです。

これは実際にどう行動していくのかが明確になっているだけ
実行しやすいと思います。

実際のところ、時間的には実行することは可能だと思います。

ただ現場の人間としては、どんなに必要なことであっても
「負荷」に感じるのです。

今までも一生懸命仕事をしている中で、
プラスアルファの仕事をが増えた際に、手放しで喜べる人は
少ないと思うのです。

誰だって多少は「面倒だな」と思うはずです。

仕事だから与えられたことをやらなければならない、
そう思って実行できる人はいいサラリーマンです。

いやいやながらも上司のチェックが入るので
やる人は、普通のサラリーマンです。

やっている形を装いながらも
裏では悪態をつき周りに負の影響を与えていく人は、
イケてないサラリーマンです。

どの層のサラリーマンが多いのでしょうね?

■もちろんトップダウンで仕事をすることも必要です。

トップダウンがあるからこそ、その会社は方向性を持ち、
成長してきているからです。

しかし人数が増えるにつれ、社長の意思だけでは
動きが鈍くなってくるものです。

そのために必要なのは社員の自主性。

いかに社員が自ら考え行動していくかが重要になるのです。

■そのため、ベストな方法は、

「優先順位を明確にし、不要な仕事を削除すること」

なのです。

今まで出来ていない環境で、新たな事を始めようとしても
出来ないのは当然なのです。

どんなに重要で大切な仕事であっても、
時間、労力、余裕がなければできないのです。

気合いだけでは出来ないし、
やるための具体的プランを提示しても、
現実的にそぐわなければ意味がないのです。

現場の人間が受け入れられる状況を作り出すことが
求められるのです。

そのために必要なことは、

「やるべきことと、
やらなくてもよいことを明確にすること」

仕事の棚卸を行うことで、明確な仕事の分量を算出し、
優先順位を付け直すのです。

新たな事を始めるなら、不要な事をやめるべきです。

不要な事なんてない、と思われるかもしれません。

しかしそれは当時の必要なことで、
今の環境なら不要なことかもしれません。

今一度じっくり考えてみる必要があると思います。

■何かを始める際に必要なのは、

「仕組み」より

「取捨選択」

が重要だと思うのです。

そのためにも優先順位を再考すること。

やるべき事とやらなくてもよい事をはっきりさせること。

新しい事を始めても中々上手くいかない人は、
まずはここから考えてみてはどうでしょうか?

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